今年もプロ野球は交流戦に突入する。毎年、シーズンの行方を左右する重要なシリーズだけに、渦巻く遺恨も深く、大きい。
昨オフにもFAやトレードで、陽岱鋼や吉川光夫、大田泰示ら複数の選手が行き来している巨人VS日本ハムは必然的に古巣への意地などが取りざたされ注目を集めている。
一方、意外なカードで、より確執が噴出している組み合わせがあった。
DeNAの高田繁GMとソフトバンク・達川光男ヘッドコーチが、顔を合わせるだけで大炎上必至なほど犬猿の仲だというのだ。
「DeNA創設時の11年オフ、高田GMは工藤公康氏に監督就任交渉をしましたが、工藤氏が条件としてこだわったのが達川氏のヘッドコーチ入閣だった。工藤氏は『野球観が合う』と、達川氏を信頼しているんです。ところが高田GMはまったく受け付けず、『他でいくら譲歩しても立川ヘッドだけは認められない!』と交渉決裂しました」(球界OB)
その達川ヘッドがソフトバンクに入り、しかも今年の同カードは横浜スタジアムだけに、高田GMが球場入りする可能性が高いのだ。
すでに関係者は戦々恐々としているという。
「高田GMは達川ヘッドの指導力とは別の部分で悪感情を抱いているようなのですが、そもそもの原因はわからないのですが、同様に達川ヘッドも高田GMを毛嫌いしていて、周囲に『あいつだけは未来永劫許さん』と話したことまであった」(球界関係者)
危険な顔合わせは6月2日からの3連戦で実現しそうだが、5月30日発売の「週刊アサヒ芸能」(6月8日号)では、交流戦の「新3大遺恨カード」を紹介。さらに、グラビアでも「衝撃の交流戦10傑」と題して、過去13年の激闘史を振り返っている。プロ野球ファンは必見だ!