果実は、ポトリと落ちる寸前にこそ〈最高の蜜〉をもたらす。オンナもまた然り、である。天下無双のミューズたちがここに集結!
40代部門の12位に檀れい(45)、わずかに同部門の着外だったのが天海祐希(49)、そして50代部門で頂点に立った黒木瞳(56)と、宝塚出身者の強さが目を引く。
宝塚の娘役から女優デビューした黒木は、「化身」(86年、東映)や「略奪愛」(91年、東映)、そして社会現象となった「失楽園」(97年、東映)と、大胆な脱ぎっぷりで男たちの股間をダイレクトに刺激した。
「さすがに『失楽園』を最後に、出産したこともあってヌードは封印しています。それでも、このところ積極的な監督業よりも、やはり女優でひと肌脱いでもらいたい。宝塚出身者でもこんなにエロいという法則を生んだ先駆者ですから」(秋本氏)
ミステリアスな色香を放つのは、7位と健闘した若村麻由美(50)だ。今年1月に五十路の仲間入りをしたが、今なお、かわいらしくも妖艶な雰囲気をキープしている。
「朝ドラヒロインで注目されながら、若手時代から濡れ場もいとわない度胸が魅力だった。03年、世間をあっと言わせた宗教団体『釈尊会』の代表との電撃結婚で女優業から遠ざかりましたが、夫の死後、復帰して精力的に活動。ますます高貴なムードを漂わせています」(芸能レポーター)
アイドル時代から第一線で成長を重ね、今も高い人気をキープするのは、2位の小泉今日子(51)、5位の斉藤由貴(50)、10位の川上麻衣子(51)、11位の大場久美子(57)であり、それぞれ違う魅力が開花している。
「川上麻衣子は10代の頃から『二回りほど年上の人しか相手にしなかった』と言ってのける小悪魔タイプ。その奔放さが、今なお若々しさを保っているように思えます」(映画プロデューサー)
大場久美子は14年、週刊アサヒ芸能で35年ぶりのビキニ姿を披露し、ワイドショーにもたびたび登場した。この水着挑戦にはダイエットの成功があり、やはり「キレイなカラダ」であれば再び世に見せたくなるものだ。
同じく「ライザップ」のCMでダイエットを成功させ、華麗なカムバックを果たしたのが4位の石田えり(56)。ウエストが15センチも引き締まり、かつて映画やヘアヌード写真集で見せつけた豊満ボディがタイムスリップしたかのよう。
「23年ぶりの水着姿ではしゃいでいましたが、石田えりには、今こそ映画で濡れ場を演じてもらいたい。かつて『遠雷』(81年、ATG)で永島敏行を相手にしたダイナミックなカラミは、当時の伝説でした」(前出・秋本氏)
今こそ、日本映画の関係者は手をあげるべきであろう──。