2016年7月から本名である能年玲奈から芸名を改め、芸能活動を行っている女優の、のん。
一時は“干された”状態が続いていたものの、改名後は映画「この世界の片隅に」で主人公役の声優を務めるほか、“創作あーちすと”の肩書で自著を出版するなど、充実した活動を続けている。
中でも注目を集めているのが、今年3月から放送されている「LINEモバイル」のCM。雑踏で佇む彼女の姿が印象的な同CMの影響で音楽界にも大きな動きが生まれつつあるという。
「最近、のんさんのお陰で業界内で『待ち遠しすぎる噂』が囁かれているんですよ」と語るのは音楽関係者だ。続けてこう言う。
「『LINEモバイル』のCMではキリンジの『エイリアンズ』が流れているのですが、“のん効果”で彼らが再結成するかもしれないという噂なんです」
キリンジといえば、1996年にデビューした兄弟ユニット。2013年に弟の堀込泰行が脱退し、ユニットメンバーを刷新。兄の堀込高樹が「暖簾」を引き継いでいる。
「泰行さん脱退でいまは聴く事のできない“キリンジが生で歌う『エイリアンズ』”を聴きたいという声がレーベルに寄せられているんですよ。その多くが『のんさんのCMでキリンジを知った』という新しいファン。あくまで“一度限りの再結成”ではあるものの、『堀込兄弟のキリンジ』が『エイリアンズ』を披露する日は近いかもしれません」(前出・音楽関係者)
音楽業界に波及した“のん効果”。伝説的ユニットの復活に期待したい。
(白川健一)