さすがの中居正広でも、ここまで番組の内容がお粗末だと手も足も出ないのか。7月10日に放送されたトークバラエティ番組「中居正広の神センス塩センス~あの時どうすりゃよかったの~」(フジテレビ系)の視聴率が5.3%に惨敗した。その原因はあまりにもレベルが低い内容にあると、テレビ誌のライターが首を振って言う。
「ほとんどのネタが古すぎたり、二番煎じのオンパレードだったのです。たとえば亀田興毅・大毅兄弟の“亀田伝説”を振り返るシーンは、この時期になぜ亀田兄弟なのか理解に苦しみます。スマホアプリの『SNOW』も長い尺を使って紹介していましたが、流行っていたのは昨年のこと。それに中居は初体験かのように振る舞っていましたが、実際には16年6月22日放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)にてさんざん『SNOW』で遊んでいたんですよ」
明らかな二番煎じに視聴者からは「なぜ今さらSNOW!?」と驚きの声も飛んでいたようだ。さらに最新の流行を取り上げた場面でも、重大なミスを犯していたというのである。アイドル誌のライターが憤った様子で語る。
「番組終盤ではツイッターで流行している『彼女とデートなう。って使っていいよ』を紹介。声優の山寺宏一や女優の橋本環奈らが使ったことで話題になったと説明していましたが、大元の言い出しっぺであるアイドル・鹿目凛(ベボガ!)について一言も触れなかったのです。バズワードの発案者が特定されているのにその紹介を怠るとは、鹿目に対してあまりにも失礼ではないでしょうか」
しかもフジは8月にアイドル夏フェスのTIF2017を主催し、「ベボガ!」もメインステージに登場するはず。そのような自社にとって大切なタレントをないがしろにする番組作りを続けるようでは、今後も視聴率の下落を免れることは難しそうだ。
(金田麻有)