カンニング竹山が指摘した大阪市内の環境問題に、行政当局が素早い対応を見せる一幕があった。問題発覚の翌日には対策が行われたというのである。そのきっかけとなったツイートについて、芸能ライターが語る。
「事の発端は竹山が7月11日に投稿した4枚の画像です。そこには大阪駅近辺の側溝がタバコの吸い殻であふれている様子が写し出されており、『大阪駅近辺のビルの下。よくないよ!こういうの!モラルが大事だと俺は思う』と指摘していました。そのわずか4時間後に大阪府の松井一郎知事が『出来ますれば、場所を教えて下さい』と反応。大阪市当局も問題を把握し、場所の特定に至ったようです」
その結果、翌12日には大阪市環境局と民間の管理者によって清掃を実施。その結果を大阪市議会の杉山みきと議員が竹山宛てにツイートし、竹山も「大阪府、大阪市の行政に感服です!」と返信していた。
このやり取りに対してネット民からは「グッジョブ!」「素早い対応だ」などと評価の声が続出。なかには「言われるまでやらないのが大阪市」「一般人が言っても対応しないんだろ」との批判もあるものの、好意的な見方を示す大阪市民や大阪府民が多いようだ。
そんなやり取りをよそに竹山は、冠番組「竹山と飲める店 ベロベロ人生相談」(AbemaTV)の告知ツイートを連投。芸人らしい下世話な番組を前面に押し出すことで、「いい人」イメージが妙に増幅するのを防いでいるのだろうか。ともあれ今回の件も彼らしい「キレ芸」が発端なわけで、やはり芸人は自分の得意ネタが何より重要なのかもしれない。
(金田麻有)