昨今、お笑い芸人の仕事の中身が大きく変化している。オリエンタルラジオの中田敦彦など、情報番組のコメンテーターとして活躍の場を広げる芸人が多くなった。その中田は世論に逆張りすることが多いことで知られ、右寄りな発言が目立つ小籔千豊は一部で高い人気を持つ。そんな彼らの発言は政界からも注意深くチェックされているという。
「しゃべりのプロである芸人の起用は、難しいニュースを少しでも馴染みやすくすることが目的だったはず。それが最近は影響力の大きさに着目し、政界からも熱い視線が注がれている。新人候補として、知名度バツグンの彼らはかなり魅力的だろう」(全国紙記者)
近い将来、芸人コメンテーターから政治家が誕生する可能性は非常に高いと言えそうだ。特に政権与党の自民党では、ある芸人を本気で口説こうと前向きだという。
「それはカンニング竹山。政治問題については敏感で、東京電力の福島第一原子力発電所をプライベートで視察したほど。その時にはツイッターで『とにかく安全で皆さん楽しく働いてます』とコメントしており、これは原発政策を進めたい自民党にとって涙が出るほどうれしかったはずだ。それもあって次期総選挙ではカンニング竹山を立候補させようとの動きがあると聞いている」(前出・全国紙記者)
政権与党からのラブコールにカンニング竹山がどう反応するか、注目したい。
(浦山信一)