経営不振が続く「大塚家具」から、仰天情報が飛び込んできた。なんとあの大塚久美子社長(49)がまさに捨て身な起死回生の“秘策”に打って出るというのだ。その真相の行方に迫る!
大塚家具が世間の注目を集めたのは、14年に表面化した「骨肉」の社長交代騒動だった。創業者の父・勝久氏(74)と長女・久美子社長が経営方針を巡って対立。翌年の株主総会で委任状争奪戦(プロキシーファイト)が繰り広げられ、久美子社長が経営権を握ることになった。
会社を追い出された勝久氏は昨年6月、高級家具を販売する「匠大塚」の旗艦店を埼玉県春日部市にオープン。一方、久美子社長は勝久体制のビジネスモデルを一新するため、会員制やマンツーマンの接客を取りやめて改革を断行していく。お家騒動後には最大50%オフの「お詫びセール」を展開。ひとまず客足を伸ばすことに成功したが一転、現在は「正念場」を迎えていた。
16年12月期決算で過去最悪となる45億円の最終赤字を記録。5月に発表された17年1~3月期の最終損益も8億円の赤字を計上している。経済ジャーナリストの松田一雄氏はこう話す。
「メイン商品を高級化路線から中価格路線に転換しましたが、消費者にうまく伝わらなかった。お詫びセールで低価格のイメージがついてしまい、セール後に足を運ぶとニトリやIKEAみたいに安いわけではなく、客足は遠のいてしまったのです。今年になって中期経営計画を取り下げて、『経営ビジョン』を発表しましたが、経営目標の数値はなく、経営者として自信を失っていることの表れでしょう」
3月24日の株主総会では、久美子社長の再任が決まった。が、議決権行使助言会社最大手の米ISSは再任に反対を表明。株主からも厳しい声が飛んだ。
「台所事情も厳しく、15年12月に109億円あった現預金は1年で約38億円にまで大幅に減少。保有していた株を売って資金繰りをしています」(前出・松田氏)
崖っぷちとも言える状況下で、ある兜町関係者は驚くべき情報が飛び出していると、声を潜めて明かすのだ。
「会社は赤字体質でどんどんキャッシュが消えていって、資金の余裕もなくなってきた。お金をかけずに宣伝するため、美人で知られる久美子社長にグラビア進出させてはどうか、という声が出ているのです」
一人暮らしを謳歌する久美子社長が体を張ってアピールするとあらば、その宣伝効果は絶大なものだろう。