昨年から世間の注目を集めていたSMAPの独立騒動は、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が退所を決める中、中居正広がジャニーズ事務所残留を決めた。そんな中居が一躍ジャニーズ事務所の幹部候補生に躍り出たという。民放テレビ局の編成担当は語る。
「ジャニーズサイドも、独立を画策した際は女性スキャンダルを懇意のマスコミにリークするなど一度は潰しにかかったものの、いまだに好感度の高さでテレビやCMに引っ張りだこの中居の実力を再評価。残留を決めたことで、近藤真彦、東山紀之、滝沢秀明、亀梨和也とともに将来の幹部候補生に“昇進”させたそうです」
もともと独立騒動以前、中居は社長であるジャニー喜多川氏の誕生会に出席するなど、SMAPの中でも一番ジャニーズ本流に近い立ち位置だったとか。
「ジャニーズを退社した女性マネージャーに一番恩義を感じていたのは幼い頃から母親のように慕っていた香取です。それに続くのは事件を起こした際にマスコミ対応などで助けてもらった稲垣、草なぎ、そして日本を代表する俳優に育ててもらった木村拓哉で、ある意味で中居は一番このマネージャーと距離がありました」(前出・テレビ局編成担当)
それでも、一時期はマネージャーと連携して独立に傾きかけた中居だが、結果的にはジャニーズのテレビ局への影響力を鑑みてジャニーズ残留を決断した。こうした中居の態度に不満を抱いているのが木村だという。
「木村からすれば、自分と同様に残留を決めたのに世間から中居が評価され、自分だけが悪者扱いされているのに納得がいかないようです。実際、中居が残留を表明してから、木村へのジャニーズの扱いも変わってきていますしね。昔のジャニーズなら、メディアに圧力をかけ、先日の交通事故もあそこまでマスコミに報じられることはなかったでしょうし」(前出・テレビ局編成担当)
木村が中居に対して抱く感情は、この先「爆発」するのか──。
(しおさわ かつつね)