少女漫画誌「りぼん」(集英社)で1992年から連載された「ママレード・ボーイ」が映画化されると発表された。
「この漫画は、主人公・小石川光希と松浦遊がひょんなことから一緒に住むことになり、恋に発展するという物語で、ラストが衝撃的だということもあって話題になりました。1994年にはアニメ化され、人気が拡大して多くのファンを獲得。2013年からは美希の妹と弟が主人公の『ママレード・ボーイ little』の連載が始まり、こちらも人気です」(漫画誌ライター)
そんな人気少女漫画の実写映画化でメガホンを取るのは「ストロボ・エッジ」「PとJK」の廣木隆一監督。
気になるキャストは美希を「岡山の奇跡」こと桜井日奈子が、恋の相手となる松浦遊を吉沢亮が演じる。漫画の実写映画化となると、原作とキャストのイメージが合う、合わないで大激論がかわされることが多いが、ママレード・ボーイは今のところおおむね好評のようだ。
だが、それとはまた別の大激論が起こっているという。
「『ママレード・ボーイ』をどう略するのかでファンが真っ二つに分かれています。主流派は『ママレ』ですが、『ママボ』だという声もあり激論になっています」(アニメ誌ライター)
「ママレ」派の声を拾ってみると、「『ママレ』以外にありえない」「『ママボ』って何だよ。母親の秘部みたいな名前じゃねーか」という意見が並ぶ。一方の「ママボ」派は「『ママ』と『ボ』を取るのが普通。『ママレ』じゃ略していることにならない」と声を上げる。どちらも譲らず真っ向から衝突している現状だ。
果たしてどちらが正しいのか。アニメ化された94年当時のことをよく知るエンタメ誌ライターはこう証言する。
「漫画、アニメの関係者はみな『ママレ』と呼んでいましたから、『ママレ』が正解じゃないでしょうか。むしろ『ママボ』と呼ぶ人がいたことに驚きました。少女漫画ですから、そんな品のない音になる略し方はないと思います」
桜井日奈子に『ママボ』と言わせてみたい気もするが、それはなかなか難しそうだ。