10月から放送されるドラマ「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系)で、主役を務めることが明らかになった綾瀬はるか。3月25日に放送されたNHK大河ファンタジー「精霊の守り人 悲しき破壊神」以来、実に半年ぶりのドラマ出演となる。
「『精霊の守り人』は、NHK初の大河ファンタジーとして鳴り物入りで始まりましたが、昨年のシーズン1の平均視聴率は9.1%。今年のシーズン2は、平均7%と低迷。今年11月から始まるシーズン3も、今のままでは期待が持てません。その意味でも、今度のドラマで何とか巻き返しを計りたいところでしょう」(スポーツ誌デスク)
「奥様は、取り扱い注意」は、セレブな生活を夢見て合コンでゲットした男性と結婚するも、主婦たちが抱えるトラブルや夫が抱えていた過去の問題に直面。持ち前の正義感で乗り越え、本当の優しさと温かさを知っていく物語。綾瀬はここで、“正義感が強く、怒らせたらかなり危険”な主人公・伊佐山菜美の役を演じる。
綾瀬はこの役について「『キュートで明るい』と『強くてカッコイイ』を合わせ持つ、日本のドラマではあまり見たことがない役どころに挑戦します(中略)いろんな見どころが詰まった作品なので、毎週観て頂けたら嬉しいです」と意気込みを語っている。
温かいホームドラマに加えて「精霊たちの守り人」で披露したアクションシーンも、見どころのひとつだという。
「綾瀬はここ数年、視聴率に恵まれていません。主演のNHK大河ドラマ『八重の桜』の平均視聴率は14.6%と、大河ドラマにしては低い数字で終わっています。去年放送された主演ドラマ『私を離さないで』(TBS系)も平均6.8%。さらに運の悪いことに今年1月に公開された、堤真一とW主演で話題になった映画『本能寺ホテル』は興収10億円以上を記録したが、制作サイドのフジテレビによる盗作疑惑が持ち上がり、ダークなイメージがついてしまいました。まさに今が正念場でしょうね」(制作会社プロデューサー)
かつては連続ドラマ「きょうは会社休みます。」(日テレ系)、「JIN-仁-」(TBS系)などでもヒットを飛ばし、“高視聴率女優”と呼ばれた綾瀬。来年には映画「今夜、ロマンス劇場で」も控えているだけに、このドラマに賭ける思いは熱いに違いない。
(窪田史郎)