ジャズコンサート中にドラムを担当していた中学生を往復ビンタした日野皓正の行動が波紋を広げている。
その“事件”が起きたのは8月20日、都内の「世田谷パブリックシアター」で行われた「日野皓正 presents Jazz for Kids」のアンコール部分。
ドラムのソロ演奏を過剰に長引かせ、叩くのをやめない少年に詰め寄った日野はスティックを投げ演奏を制止。少年がさらに手でドラムを叩き続けたため、怒った日野が髪の毛を掴み、往復ビンタを行った。
何とも衝撃的な光景だが、同コンサートは、世田谷区が実施する体験学習の一貫。世界的ジャズ奏者による体罰は大きな議論となっている。
そんな中、日野の「往復ビンタ騒動」の巻き添えを食らっているお笑いコンビも──。
「日野さんの『往復ビンタ』が問題になり始めてから、関連してロンドンブーツ1号2号が話題に上ることが増えましたね」と語るのは放送作家だ。
なぜロンブーが「往復ビンタ騒動」で話題に上るのか?
「彼らが売れたきっかけがビンタだったからですよ」と指摘するこの放送作家に、ロンブーがブレイクした経緯を振り返ってもらおう。
「22年前にTBSで放送されていた『急性吉本炎』という深夜番組に若手時代のロンブーが出演していたんですが、この番組で大人気だったのが『BINTA!』というコーナー。一般女性が豪華賞品をかけ、ロンブーとカードゲーム対決をするのですが、負けた女性はロンブーに思いっきりビンタされるんです。今なら絶対に考えられない企画ですが、これをきっかけにロンブーは大ブレイクしたんです」
ビンタで売れっ子になったロンブーの2人。日野の騒動をどう見るか。
(白川健一)