芸能

あの名作ドラマからカットされた「封印シーン」(4)<不祥事編>高畑裕太はオープニングタイトルも撮り直し

 出演俳優が御用となれば、テレビ局では直ちに“Jアラート”が起動。放送中止など、善後処理がなされることになるが‥‥。

 芸能評論家の織田氏が説明する。

「最近は出演者当人が問題を起こし、放送できなくなるケースも増えています。しかも1シーンでも出演していれば使えず、お蔵入りすることもあります」

 記憶に新しいのが、昨年8月、映画ロケ中に宿泊ホテルで女性への性的な暴行騒動を起こした高畑裕太(23)。被害者とは示談が成立したが、逮捕を受けて放送中だった連ドラ「侠飯~おとこめし~」(テレビ東京系)は放送延期に。

「その後、再開されたドラマでは高畑の出演シーンは全カット。しかも、他の出演者と一緒に映ったオープニングのタイトルバックは高畑の姿だけが完璧に削除されたものに撮り直されていました」(テレビ誌記者)

 また、同年6月に覚醒剤取締法違反で逮捕された高知東生(52)が過去に出演していたのが、「結婚できない男」(06年・フジ系)。

「阿部寛(53)主演の人気ドラマだけに何度も再放送されていたが、事件後は高知の出演場面を全カットして放送。高知が脇役だったからできたウルトラC技でしょう」(前出・テレビ誌記者)

 ちなみにDVDでは、高知演じる女好きの建築家の姿を確認できるが‥‥。

 15年10月にコカイン所持などで逮捕された、女優の高部あい(29)。直後には深夜ドラマ「サムライせんせい」(テレビ朝日系)の出演が控えていた。

「すでに撮影は行われていましたが、放送開始日が逮捕1週間後ということも災いし、出演シーンは編集カットされました。高部は国民的美少女コンテスト出身の清純派だが当たり役に恵まれず、CS放送のエッチなバラエティなどに出演していた。この一件で完全に芸能界から追放となりました」(芸能デスク)

 ドラマには主役クラスで引っ張りダコながら、今年6月に未成年との淫行事件が発覚した小出恵介(33)。芸能評論家の佐々木博之氏が被害の大きさを語る。

「CMなどを含めると、違約金は3億円を下らないと言われます。というのも、出演予定だった『愛してたって、秘密はある』(日テレ系)は急遽代役を立てられたが、ネット配信ドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』(Netflix)は明石家さんま役で撮影済みのため、全て撮り直し。また、その週末から放送される予定だった『神様からひと言~なにわお客様相談室物語~』(NHK)は完パケで撮り終えていたにもかかわらず放送中止。こちらは主演のため、今後放送されるメドが立っていない」

 事務所は無期限活動停止を決めたものの、解雇には至っていない。被害者女性とは示談が成立しているだけに、いずれ事件が忘れられた頃にBSなどでコッソリ放送されるかも!?

 同じく、6月に覚醒剤所持で逮捕されたのが橋爪遼(30)。昼ドラ「やすらぎの郷」(テレ朝系)に介護士役で出演したが、事件後の放送から、編集で橋爪の出演シーンは全カットで放送された。

「即座に事務所も解雇となったが、脇役だけにそれほど被害は大きくない。むしろ、大変なのは父・橋爪功(75)です。映画『家族はつらいよ』(松竹)などをヒットさせたが、主演を演じるようになったのは50歳過ぎてからの苦労人。一人息子の起こした事件を受け、現在仕事をセーブしています」(前出・芸能デスク)

 まさにリアル版「家族はつらいよ」!

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
3
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
4
段ボール箱に「Ohtani」…メジャーリーグMVP発表前に「疑惑の写真」流出の「ダメだ、こりゃ!」
5
巨人が手ぐすね引いて待つ阪神FA大山悠輔が「ファン感謝デー」に登場する「強心臓」