フジテレビ新人アナウンサーの久慈暁子アナがMCを務めた同局の「クジパン」が9月末に終了した。
フジの有望な新人女子アナが担当する「アナパンシリーズ」を7月から引き継いだ同番組。入社からわずか3カ月という久慈アナの同シリーズへの“最速起用”で注目を集めたものの、わずか3カ月足らずで打ち切りとなった形だ。
歴代「パンシリーズ」史上で“最速終了”となってしまった同番組について「かつての『アヤパン』『カトパン』『ヤマサキパン』のように“新人アナイジリ”の要素もなく、正直、見どころの乏しい内容でした」と語るのは、さる放送作家だ。続けて言う。
「“即戦力エース”として入社した久慈アナにスタッフが遠慮して無難な内容になったのかもしれませんが、結果として彼女が気の毒な形になってしまいました」
久慈アナについて「このままだと、せっかくの逸材がフジテレビに潰されてしまうのではと危惧しています」と語り、さらにこう続ける。
「『めざましテレビ』にも新人女子アナとして最速となる7月から抜擢されていますが、これもいつまで続くかわからない。成長のためには安定的な起用が必要なのは言うまでもありません。今後、こういった『使い捨て起用』が続くなら、局に見切りをつけてフリー転身を考えたほうがいいとさえ思いますよ」
“最速抜擢”の後、“最速打ち切り”の憂き目にあった久慈アナ。同局の起用法が問われているのではないか。
(白川健一)