9月28日に衆議院が解散し、衆院選の投開票日が10月22日に決定。10月10日の公示日が迫る中、希望の党と民進党を軸にした野党の混乱ぶりが話題になっている。そんな政局を読み切っていたのではと噂されるのが、お笑いタレントのロンドンブーツ1号2号の田村淳だという。
「田村は9月23日に“緊急重大発表”と題して来春の青山学院大学受験を発表。安倍総理がすぐにでも衆議院を解散するのではと言われていた時期の真っ最中だったことから、『政界進出はどうなった!?』との批判も寄せられていました。確かに政治家転身に関心があることでも知られる田村にとっては衆院選は絶好のタイミングだったはず。それが大学受験に踏み切ったということは、逆に田村は今回の混乱ぶりを読み切っていたのではないかという見方をされているんです」(週刊誌記者)
その田村は9月28日に出演した「5時に夢中!」(TOKYO MX)にて、出馬要請を受けた経験について「結構ある」とも告白。もし出馬の意欲があれば、格好のタレント議員として引く手あまただっただろう。
「とはいえ、もし田村が、抜き打ち解散と批判される今回、自民党から出馬すれば『密約があった、解散を知っていた』と猛批判を浴びるのは確実。一方で解党が現実化しつつある民進党や、解散前には党勢が具体化していなかった希望の党では、田村の立ち位置が浮いてしまったのも確実でしょう。それゆえ『今は出馬すべきタイミングではない』と読み切り、大学受験を表明したと捉えるのが自然ではないでしょうか」(前出・週刊誌記者)
確かに田村が今回、混乱する政局から距離を置いているのは賢明な判断と言えるだろう。果たして田村はその次の選挙には出馬するのか。19年に実施される参議院選挙がひとつの目安になるのかもしれない。
(金田麻有)