嵐の櫻井翔が校長先生の役で主役を務めるドラマ「先に生まれただけの僕」(日本テレビ系)の第5話が11月11日に放送され、視聴率が8.1%に終わった。これにより平均視聴率は8.6%へと下落。早くも2ケタ台キープが難しくなってきた情勢で、櫻井としてはかなりヤバい状況に追い込まれてきたという。
「この土曜22時枠では、前期の錦戸亮主演『ウチの夫は仕事ができない』が平均視聴率8.7%をマーク。つまり櫻井は、ジャニーズ事務所の後輩である関ジャニ∞のメンバーに数字で負けているのです。しかも4月期の『ドS刑事』も同じく関ジャニ∞の大倉忠義が主演で、こちらも平均9.3%と『先僕』を上回っていた形です」(テレビ誌のライター)
「ドS刑事」は1時間早い土曜21時枠だったため、単純比較はできないものの、視聴率上は櫻井が関ジャニ∞の二人の後塵を拝したこととなる。その櫻井は11月4日放送の第4話にて、実に10分間にも及ぶ超長回しのシーンに挑戦。一部ファンの間で話題になっていたが、その努力も視聴率にしてわずか0.4%増の効果しか生み出せなかったのが現実だ。
「視聴者の間では『第5話も面白かった』という感想が多く、内容自体は評価されているようです。しかし数字がついてこないとなると、主役を務める櫻井の求心力が問われる形になりますね。この調子で後輩たちを下回る数字に留まるようでは『嵐って大したことない』『ドラマでは関ジャニ∞のほうが上』という評価にすらなりかねず、ここが先輩の矜持を示す正念場となりそうです」(前出・テレビ誌ライター)
ただ、本ドラマは櫻井の都合により、すでに全話が収録済み。テコ入れのために内容を修正するわけにもいかないのである。果たしてこのまま「先僕」は爆死への道を突き進んでいくのか。櫻井はただ、投げたボールの行き先を眺めるほかなさそうだ。
(金田麻有)