11月17日に「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)に出演した久米宏。同番組で久米は同局の「ザ・ベストテン」(TBS系)や「ニュースステーション」(テレビ朝日系)といった伝説の番組の思い出話を語った。
まず、19年続いた「Nステ」に関して「続けなければならないという義務感が強くなっていた」と番組が終了した2004年当時の気持ちを吐露。そして古舘伊知郎がキャスターに就任した後継番組「報道ステーション」についても「しばらく見ていなかった」と複雑な心境だったことを明かした。さらに「報ステ」を見た感想として「辞めなければよかった」との気持ちを抱いたとも。このフリーアナウンサーとして一時代を築いた久米の告白は業界内でも大きな話題となっている。
「報道に関しては、古舘さんより自分のほうが上というプライドが伝わってきましたね」と語るのは放送作家だ。さらに続けて、
「番組では、高齢を理由に今後のニュースキャスター復帰を否定されていましたが、実は久米さんを巡る新しい動きがあるんですよ」
いったい「久米を巡る動き」とは?
「久米さんが週一レギュラーで司会を務めるニュース番組の企画が某キー局で動いているんです。当然、ご本人にも打診されていないわけがない。元気な久米さんの姿を今回の『金スマ』で見て、ニュースキャスターとしての再登板も存分にあり得るのではと思いました。うがった見方をすれば、今回の出演も放送後の自身の反響を探る『観測気球的な意味』を持っていたのかもしれないという気もしてきますね」(前出・放送作家)
今年7月で73歳となった久米宏。まだまだ老け込みそうにないことはわかったが、はたして──。
(白川健一)