11月16日から4日間にわたって行われた「ダンロップフェニックストーナメント」は、世界ランク4位の松山英樹が今季唯一参戦する国内ツアー戦とあって話題を呼んだ。
同時に日本ゴルフ界のレジェンド・尾崎将司の去就発言にも注目が集まった。スポーツ紙デスクが話す。
「いくつもの新聞社が松山番、石川遼番、そして御大のジャンボ尾崎にも番記者を送り込んでいた。中でも今春、『結果が出なければクラブを置く』と崖っぷち宣言していたジャンボの動向は注目の的でした」
そんな二人が今大会の予選ラウンドを一緒に回ったのである。取材した記者が話す。
「前日までの松山はいつもどおりにぶっきらぼうでしたが、プロアマ戦のあとから一変した。ジャンボさんにあいさつに行き、『同じ四国出身で、どんどん立派になっていくな。米国大陸だもんな』と誉められて照れ笑いするシーンまでありました。一方でジャンボさんも『俺は日本しか見てなかったけど、世界を見てる。大したもんだ』と日本の若武者の成長がうれしかったようです。同組対決について聞かれた時も、『20年前ならよっしゃー、と思うんだけどな』と笑いを誘いつつ、目の奥の輝きが増していた(笑)」
主催者の粋な計らいの裏には、松山からのラブコールがあった。
「最初は、主催者で松山とクラブ契約するダンロップからの指名かと思っていましたが、最終日の会見で、ジャンボさんとの同組は松山が自分の希望だったことを明かした。日本で94勝し、メジャーでジャック・ニクラスやアーノルド・パーマーと争ってきたジャンボさんの目に、今の自分がどう映っているのか、聞きたかったようですね」(前出・記者)
そして、尾崎の去就に松山のプレーが影響を与えるとは──。続きは、11月28日発売のアサヒ芸能12月7日号で。
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