11月28日放送の嵐と乃木坂46が生放送の歌番組「ベストアーティスト2017」(日本テレビ系)のコラボステージで共演した際に、齋藤飛鳥(乃木坂46)が歌詞の一部を間違える一幕があった。これに一部の過激な嵐ファンこと「アラシック」が、鬼の首を獲ったように一斉バッシングを開始し、齋藤飛鳥がトークアプリ755で「謝罪」するまでの事態に発展した。
「大変申し訳ない。」から始まり、「珍しく緊張しておりました…国民的スターの皆さんと同じステージに立つのは畏れ多いと」などと、嵐に対する敬意を忘れず、誠心誠意の謝罪文をアップしたのだ。テレビ番組のコラボ企画で歌詞を間違えたくらいで、何もここまで…というのが一般的な感想だろう。事情に詳しいアイドルライターに聞いた。
「同じコラボ企画で女性アイドルとジャニーズとのステージだったモーニング娘。’17とSexy Zoneによる『LOVEマシーン』が“良すぎた”という悔しさが嵐ファンにはあったんです。この番組は、総合司会が櫻井翔なので、嵐ファンとしてはステージ出演の部分だけでなく、番組全体として『見るべきもの』という感覚でした。その中で、片や両グループの魅力、良さが存分に出ていた完璧なステージの後に、ダンスにしても歌唱にしても数段落ちるうえに、歌詞まで間違えたとあって、乃木坂46に対する怒りが倍増したようです」
放送前は、ファン層の若いSexy Zoneにも「年齡の近いモーニング娘。’17とのコラボは危険!」といった反発の声が出ていた。
「ステージの出来栄えに満足したのか、Sexy Zoneのファンの書き込みがオンエア後しばらくすると、『モー娘。のあの子、よく見ると可愛い』などと、コラボ相手を讃える内容が出始めたんです。その結果、夜11時すぎまでトレンドに『モーニング娘。』というワードが残っていたほど」(前出・アイドルライター)
歌詞の間違いはきっかけにすぎず、そもそもアイドルとのコラボを快く思っていなかった嵐ファンにとって、後輩グループに「いいところを持って行かれた」というのが、乃木坂叩きの根っこにあった感情だったようだ。