高校時代はイケメンストライカーとして女子学生から黄色い声援を浴び、ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ1969)ではカズやラモス瑠偉らとJリーグを引っ張り、日本代表として国際Aマッチに18試合出場し1ゴールを記録した武田修宏。今はサッカーの現場から離れ、タレントとして活躍している。そんな武田を思わぬスキャンダルが襲った。「週刊新潮」11月30日号が武田のインサイダー疑惑を報じたのだ。
「週刊新潮によると、武田は2017年の春に合コンの席で知り合った男友達から、好調が見込まれる企業を教えてもらうとすぐに株取引の口座を開設。その企業の株を買い、みごと高値で売り抜けたそうです。ネタ元の男性が未公開の内部情報を得ており、それが武田に伝えられたと見てインサイダー取引の疑いがかけられているとか」(芸能記者)
武田は証券取引等監視委員会に事情聴取を受けたことを認めたが、あくまで「友達からいい情報を聞いた」という認識でインサイダーとの意識はなかったとか。不勉強を恥じ、深く反省しているという。つまりは飲み会で知り合った人からたまたまいい情報を聞き、勧められるまま株取引を始めて運良く儲けたというのが真相のようだ。
「彼のプレイスタイルとまったく同じで笑ってしまいました(笑)。武田は現役時代、目の前に転がってきたこぼれ球を押し込んでゴールを決める『ごっつぁんゴール』を得意としていましたが、今回の投資事件はまったく同じ方式ですね。これが彼の生き様なのでしょう。ただ武ちゃんのために言っておくと、ごっつぁんゴールは的確なポジショニングと高いアジリティ(敏しょう性)を必要とします。運だけではできません」(スポーツライター)
一方、武田の金銭感覚に関してはこんな意見も。話すのは武田をよく知るサッカーライターだ。
「武田は発言やプレイからおバカっぽく見られることが多いのですが、金銭感覚は極めてしっかりしています。仕事を終えて家に帰ると、どんなに酔っ払っていても必ず財布の中をチェック。その日にもらった領収書をひとつにまとめ、日付の入った袋に入れて保管するとか。また経費についてどこまで認められるのか税理士さんと細かく話すそうです。どんぶり勘定や細かな所は税理士におまかせというサッカー選手が多い中で、彼は異例といっていいと思います。あの細やかな感覚があれば、お金儲けはうまいかもしれません」
サッカーで、そして今回マネーゲームで“ごっつぁんゴール”をみごとに決めた武田。残るゴール、結婚を決めるのはいつになるだろうか。