頑なにネット分野への進出を拒んできたジャニーズ事務所が、ここにきて方向転換を図っているようだ。12月11日には元SMAPの木村拓哉が「LINE」のCMに出演すると報じられたが、その木村をさっそく後輩のアイドルが“後押し”したのである。12日放送の「ウチのガヤがすみません!」(日本テレビ系)にてSexy Zoneの中島健人が、LINEを使っているとアピールしたもの。
「番組ではMCの後藤輝基が芸人たちのサークルでLINEのグループを使っていると明かし、中島に『Sexy Zoneグループとかないの?』と質問。すると中島は『Sexy LINEはありますけど、一応』とあっさり認めたのです。その艶っぽい響きの名称にスタジオがザワつく中、中島は『ただ単に5人が会話をして…』と説明していました」(テレビ誌ライター)
数あるSNSの中で、ずばりLINEを話題にしたということは、キムタク出演CMへの援護射撃だと考えても不思議はない。この調子だとジャニーズが今後、企業向けサービス『LINE@』のアカウントを開設する可能性もありそうだ。ただ今回のLINEアピールは決して、ジャニーズのネット解禁を意味するものではないという。
「日本テレビでは動画配信サービスの『Hulu』を運営しており、普段はこの『ウチのガヤがすみません!』も放送直後からネット配信されます。しかしジャニーズのタレントが放送された回についてはお蔵入りになるのが通例。今回もご多分に漏れず、Hulu上では欠番となってしまいました」(前出・テレビ誌ライター)
視聴者の間ではジャニーズタレントがゲスト出演すると、そのせいで番組がネット配信されなくなるという不満は根強い。だが事務所側ではその声に応える気はさらさらないようだ。
(金田麻有)