芸能

草なぎ剛がネットで弾き語り披露も「曲の構成がわかりづらい」との指摘が!

 いまやユーチューバーとしても活動する草なぎ剛が12月9日、YouTubeにて「いま-新しい地図-」と題した曲を披露した。みずから生ギターで弾き語りする1分あまりの曲で、公開3日目で早くも30万回ほどの再生回数となっている。ファンからは「優しい歌声!」「カッコいい」と好意的なコメントが多数寄せられているこの曲。ただ、草なぎというフィルターを通さずに聴いた場合、その構成がわかりづらいとの評価もあるという。音楽ライターが指摘する。

「一般的な曲ではAメロ、Bメロと続き、サビのDメロが来ます。それがこの曲ではAメロを2回繰り返したうえで、Bメロに行くことなく、長めのDメロに展開する構成になっているんです。もちろん曲の構成は自由なんですが、この曲を聴いた人の多くはサビの前半部分をBメロだと思いこむため、Bメロからサビへの展開が不明瞭なままに曲が終わってしまい、『あれっ?』という感覚に襲われてしまうでしょうね」

 同曲のAメロはわかりやすい循環コードとなっており、サビへの展開はベースとなるコードのGから二度上のA(ラ)を挟むという、定石通りの流れだ。だが構成上、ここがAメロからBメロへの展開に聴こえてしまうのが難点だという。

「この構成も何度か聴きこめば慣れてきますし、失敗作というほどでもありません。ただ彼が所属していたSMAPでは楽曲に力を入れており、一流の作家による渾身の曲ばかりだったので、それに慣れてしまったファンが期待する曲のレベルは相当高いはず。草なぎも自作の曲を人前で歌う時は、優秀なアレンジャーに曲の構成をイジってもらったほうがいいかもしれません」(前出・音楽ライター)

 はたして元SMAP勢がオリジナル曲を歌う日はいつになるのか。ファンの期待も相当高まっていそうだ。

(金田麻有)

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