まさに体を張って、徐々に女優としてものし上がっていった吉岡。見上げたサービス精神と言うほかないが、今となっては彼女にとって“黒歴史”になっているというから意外である。グラビア関係者によれば、
「今年10月、彼女がネットメディアの対談で『私は水着姿なんて絶対出したくなかった』と言っていて仰天しました。かつての他の撮影スタッフも『あんなにノリノリで撮影していたのに‥‥』と絶句していましたよ。『つらいことに現場で気づいてあげられず、申し訳なかった』と反省しているスタッフまでいるんです。とはいえ、そこまで嫌なことをあれほどニコニコしながらこなせたのは、“女優として売れるための決意”があったからでしょう」
この見た目とは正反対の野心エロスこそが、彼女の躍進を支えた原動力なのかもしれない。
実際、吉岡は「オトコ関係」についても、歯に衣着せぬ発言をして、周囲を仰天させたこともある。昨年放送された「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)でかつての恋愛遍歴について聞かれ「恋愛はしてきました。15歳の時に彼氏ができて」と、あっけらかんと答えていただけに、その飾らないキャラクターにも一躍、注目が集まったのだ。
「あのコメント以降、業界内での彼女の男ウケがいっそうよくなったんですよ」
と証言するのは、広告代理店関係者だ。なぜ彼女の男ウケがよくなったのか。続けてもらおう。
「昔から、若手の売れっ子女優の大半が『今は仕事が大事』と言って男の影を隠そうとするのですが、吉岡は自分の性欲を隠さず“逆張り”の対応に出た。その結果、彼女に対し『一緒に仕事をすればつきあえるんじゃないか』と著名な監督やプロデューサーたちが興味を持つようになったんです」
赤裸々に恋愛遍歴を語ることで業界のお偉い方をトリコにしている吉岡だが、彼女の「オヤジキラー」ぶりは、仕事を一緒にしたスタッフを中心に以前から知られていた。
「グラビアで売れ出してきた頃から、彼女は『オヤジ殺しの名人』と呼ばれているんですよ。ドラマや映画に関して決定権のあるオヤジを見つけると、真剣な顔で『芝居の相談』を持ちかけるんです。当然、相談されたほうは舞い上がってしまい、そのあと、しっかりと彼女の仕事にもつながる。そんな彼女に対して『オヤジ連中への色仕掛けでブレイクした女』と、やっかみで陰口を叩く女性芸能人もいます」(前出の広告代理店関係者)
今の吉岡のブレイクぶりを見れば、やっかみ発言が負け犬の遠ぼえにすぎないことは一目瞭然だろう。