低視聴率の逆風にあえぐドラマ界で、話題を一挙独占しているのがNHK朝ドラだ。主役を食う勢いの脇役で、「新オヤジ殺し」として注目を集める2人の女優。アサ芸が行ったひんむき対決の行方は──。
芸能デスクが昨今のドラマ界の情勢を打ち明ける。
「最近は主演女優ばかりか、画面に花を添えるだけの脇役でも出演後に一気に注目度が高まる傾向が強くなっている。芸能事務所も主演がダメでも今度は脇役でと、5回、6回と続けてオーディションに応募するほど朝ドラが過熱人気となっているのです」
振り返れば「あまちゃん」の有村架純(23)、「マッサン」の柳ゆり菜(22)、「まれ」の清水富美加(21)‥‥かつてヒロインこそ若手女優の登竜門だった「朝ドラ」は、今や「ワキ」こそ躍進のきっかけ。放送中の「とと姉ちゃん」の主演・高畑充希(24)も3年前に出演した「ごちそうさん」の脇役で注目を集めたあとに、一気に主演に上り詰めている。
そんなワキ女優からの出世頭となりそうなのが、昨年の「あさが来た」の女学生役でひそかな人気を集めていた吉岡里帆(23)だ。
ライターの尾谷幸憲氏は、こう激推しする。
「ドラマでの清楚なメガネ童顔の黒髪少女も捨てがたいが、彼女の真骨頂は水着。ビキニ姿となり、Dカップいや優にEカップはある隠れ巨乳をポヨーンと見せつけてくれます。グラビアアイドルに負けない出し惜しみない脱ぎっぷりは、ポスト綾瀬はるかの最右翼と見ています」
実際、吉岡は朝ドラ出演直後にはドラマ「ゆとりですがなにか」(日本テレビ系)に出演。清純そうでいて二股恋愛をする肉食教育実習生という役を好演している。
また、5月からはCMで加藤ローサ(30)、倉科カナ(28)、広瀬すず(17)などを輩出した結婚情報誌「ゼクシィ」の9代目CMガールにも抜擢されている。
東京・神保町のアイドルグッズの宝庫「文献書院」の峯岸隆人氏も、吉岡の脱ぎっぷりに目を奪われた一人だ。
「吉岡さんのグラビアは、朝ドラ出演と同時にどんどん登場回数が増え、最後は表紙を飾るまでに大出世しました。彼女の水着グラビアが掲載されている週刊誌は、元値の7~8倍のプレミア価格をつけても在庫が払底するほどの人気です。最近は、ほんのちょい役でも気になる娘がいればスマホで検索してファンになるというケースが増えました。まさに朝ドラ発の出世魚女優です」
そしてもう1人の注目株が、現在放送中の「とと姉ちゃん」の次女役として出演中の相楽樹(21)だ。
「ボディ完成度では吉岡ほど高くありませんが、こちらも同じく黒髪のショートヘアで、一見清純派の印象です。それでも10代の頃から写真集、DVDなどに多数出演するなど、度胸のよさでは負けていません」(前出・尾谷氏)
ファースト写真集「はじめてのスキ」(双葉社)では15歳のビキニ姿を披露。そのあとも毎年1本ペースで発売されたDVDは計6本。コンスタントに“水着活動”を続けているのだ。
相楽を推奨するアイドル評論家の織田祐二氏も賛辞を惜しまない。
「彼女は、11年に『カルピスウォーター』のCMに出演するや、ネット上で『川島海荷の隣のかわいい娘は誰?』と、主役を食って一躍脚光を浴びた美少女です。特筆すべきはそのあと。水着グラビアの仕事を多数こなしていることです。基本は清純派路線なのですが、彼女の特徴は、濡れたワイシャツ、細めのビキニ、食い込みの激しいヒモパンなど布地面積が小さい水着です。しかも、よつんばい、食い込みなど大胆ショットも欠かしません。『性格は負けず嫌い』というだけに、カラダを張ったグラビア仕事が立派です」
画面の端の清純そうなあの娘は実はエッチなカラダ──そんな妄想が、相次ぐ朝ドラ好調の秘密なのかもしれない。