日馬富士の暴行問題で、大きく揺れた今年の相撲界。そんな中、元横綱・朝青龍が一年を締めくくる大みそかに、ぶっ飛び企画に挑戦する。
「その名も、2017大みそか特別企画『朝青龍を押し出したら1000万』というもの。夜8時から4時間半に渡って、インターネットテレビのAbemaTVで放送されます」(スポーツ紙記者)
この企画は、同局で今年5月7日に放送された「亀田興毅に勝ったら1000万円」の“企画第2弾”として打ち出されたもの。前回は、当日視聴数が何と約1420万視聴にも達し、一時はサーバーがダウンする事態に陥るほど話題を集めた。亀田は4人の挑戦者と戦い3人KO、最後の挑戦者からKOこそ奪えなかったものの、みごと1000万円を死守した。
「今回のバトルは、“張り手なし”“変化なし”“押し出しのみ”という番組独自のルールで行われます。募集人数は最大で5人まで。『18歳以上の、力に自信があり健康な男子』が応募条件。挑戦者は当日まわしを着用して土俵に上がる予定です」(前出・スポーツ紙記者)
ネットでは「朝青龍押し出したら1000万とか無理すぎるだろ。殺されるぞ」「朝青龍を押し出したら1000万の企画、亀田より全然可能性見出せ…ない?」などザワつく結果に。中には「朝青龍倒したら1000万は、日馬富士のためにあるようなもんやん」「日馬富士でろ日馬富士!」など、暴行事件で11月29日に引退届を提出した日馬富士に出場を望むコメントも数多く寄せられていたのだ。
「朝青龍は、2010年の場所中に、泥酔して暴れ、一般人男性を負傷させる騒動を起こし、これが原因で相撲協会から引退勧告を受け引退しています。もし日馬富士との対決が実現していたら、横綱の座を追われた力士同士の因縁マッチとなったわけですが…」(放送作家)
波乱含みの「朝青龍を押し出したら1000万」。立ち合い前の“場外乱闘”から盛り上がっていたのである。
(窪田史郎)