さんまさんなら何とかしてくれる──そんな慢心がテレビ局にあったかわからないが、クリスマス周辺から年末年始もテレビに出まくった明石家さんまの出演番組の視聴率が出そろったことで、ネット民がおおいにザワついている。
「ネット上にさんまが出演した番組の視聴率がズラリと貼り出されたんです。12月27日放送の「笑ってコラえて!年末4時間SP」の20.8%を筆頭に、26日の『さんま御殿年末4時間SP』(いずれも日本テレビ系)の17.0%など、二ケタ視聴率。それら番組を平均すると12.1%でこの時勢にさすがと思わせる数字でした。ところが、1番組だけ視聴率がひとケタに終わり惨敗したのがフジテレビで元日に放送された『さんタク』(フジテレビ系)。さんまと木村拓哉がタッグを組む03年から続いている恒例特番ですが、一部でも報道があったように視聴率が5.9%。さんまがMCを務めた他番組の半分以下という惨敗ぶりで、ネット上でも『すごい足の引っ張り方』『1日に何か大事件でもあったか?』と絶句されているほどです」(テレビ誌記者)
記者が試算した平均視聴率に「さんタク」を加えると、その平均は11.3%にまで下がるが、そんなことよりも番組に寄せられた「前よりつまらなかった」「二人よがりの番組は見てて面白くない」と番組自体へのツッコミ、さらには「新年早々、裏切り者の顔を見たくない」などSMAP解散劇への余波が根深く残るコメントも多数。視聴者の意見がすべて正しいとは言えないものの、今回の惨敗で現実を突きつけられたキムタクにとっては赤っ恥。みずからのお茶の間の吸引力を持ってしても、キムタクの負のパワーに勝てなかったさんまには黒歴史となってしまうのかも。
(飯野さつき)