T.M.Revolutionこと歌手の西川貴教が1月8日にアップしたツイッターのつぶやきが、大きな波紋を広げている。
〈「品川駅などで有名人見つけては「サイン下さい」ていうみんな、持ってるカバンの中から分厚い色紙の束が見えてるし、本当に喜んでくれるならと思って書いて下さる有名人の方にも失礼なので「ファンです」じゃなく「書いてもらった色紙をこの後ネットで販売しますが、書いてもらえますか?」て言おうね」〉とつぶやいた。
これはいったいどういうことなのか。音楽ライターが説明する。
「サインを有名人からタダで書いてもらっては、ネットで販売するヤカラへの警告でしょう。スマホで即座に出品、換金できるシステムが定着していますからね。何でもメシの種にしようと考える不届き者が次々現れてもおかしくない。品川駅は新幹線で東京入りする芸能人が在来線に乗り換える場所。わずかなスキをついて、おねだりを繰り返している常習者がいるのだと思われます」
西川のコメントには、芸能界からもNMB48の吉田朱里、ミュージシャンの岡崎体育らが「いいね!」をつけた。そのほか、フォロワーからは驚きの声やアキレ果てたという感想などが次々舞い込んだ。中には仙台で同様のことを繰り返している常習者をチクるツイート、ご丁寧にメルカリでサイン色紙を大量に高値販売している投稿を画像付きでアップするものも。
「きゃりーぱみゅぱみゅからは、西川の投稿に《むちゃわかります、、、!》というコメントが届き、西川が《信じたいんだけどね… ちょっとね..》と嘆きのコメントで返すやりとりも。歌手のMs.OOJAは、かなりお怒りの様子でリツイート。《断ると「(自分の)名前付きで良いんで書いてください」って謎の交渉してくる人もいますよねw なんなんでしょうね。ほんとにね》と返し、《最初から断ってるんだから、さらに名前を書くという交渉が謎ってことね。ファンの方が大切にしてくれてるサインをないがしろにしたくはないので》と複雑な心境を打ち明けた。フォロワーはさらに《“鑑定団”によると、(サイン色紙などの)グッズの場合は、宛名があると、価値が格段に下がるみたいです》と裏事情を明かすリツイートも見られ、大いに盛り上がった」(前出・音楽ライター)
人気商売ゆえに無下に断れない芸能人の心理を悪用するお手軽ネット販売。注意喚起は確かに必要だろう。
(塩勢知央)