うなぎ串焼からナポリタンまで「蒲田価格」を象徴する立ち飲み
味と価格、両方にうるさい地元民が重視する「蒲田価格」を象徴するような「うなぎ家」は、立派なうなぎの串焼きをなんと1本300円で出す店。大将が「仕事帰りの人たちに、ポケットマネーで美味しいものを食べて、日々の疲れを癒してほしい」と、店をはじめた15年前から、お値段は据え置きだ。
ふっくらと厚みがあり旨味濃厚なうなぎ串は、食べればとたんに元気が出てくる嬉しい味わい。さっぱりとした酢の物に白焼きを乗せた定番「うざく」は220円と、さらに信じられないサービス価格。
そんな大将が営む店では、常連客のリクエストに応えるうちにその他のメニューも増え、この屋号ながら通常の立ち飲み屋と変わらない充実ぶりに。中でも人気は「もつ煮込」で、出し始めてからずっと継ぎ足しながら煮込み続けているという豚モツと味噌ベースの逸品。食べてみると以外にもスッキリと軽やかな味で、繊細な仕事ぶりが伝わってくる。
定番メニューの他に日替わりメニューも充実し、この日のボードには250円の「ナポリタン」まで。大将が聞かせてくれた「常連さんたちがうなぎを頼むのは月に1~2度で、普段はもっぱらこっち」というエピソードも、なんだか微笑ましい。
■うなぎ家
住所:東京都大田区西蒲田7-64-6 電話:03-3734-0228 営業時間:16:00~24:00 定休日:日祝