ノーマークだっただけに、ファンも言葉を失った。
乃木坂46の生駒里奈が1月30日、次回シングルの活動をもってグループを卒業することがわかった。生駒は大学生が新卒で社会人になる22歳という年齢を迎えたことで卒業を決意したという。具体的な卒業時期は未定ではあるが、デビューシングルから5作連続のセンターを務めた“乃木坂の顔”の卒業には全乃木坂ファンに大きな衝撃を与えている。
「雑誌の表紙に乃木坂が起用されることも増え、昨年のレコード大賞を受賞するなど、『公式ライバル』として位置づけられていたAKB48を超える存在にグループが成長したことで、世間に知られるメンバーも増えてきてはいます。ですが、世間一般の知名度でいえば、生駒は白石麻衣にも勝る知名度No.1といっていいメンバー。それほど生駒が乃木坂のパフォーマンスの柱であり、グループをけん引してきた存在だったということです。また、ファンの間では次に卒業する主要メンバーは白石と予想する人がほとんどで、ファンも白石の卒業ばかりを警戒していた。それが白石より先に生駒が卒業するなんて、正直想定外のことだったでしょう」(アイドル誌ライター)
生駒の卒業を朝一番にニュースで知ったファンたちからは「生駒ちゃん、卒業ってマジか…信じられない」「朝起きて、生駒ちゃんの卒業を知って抜け殻状態。学校に行く気力が出ない」「生駒ちゃんがいない乃木坂なんて考えられない」など、悲しみのコメントが殺到した。
「今後も芸能活動は継続させていくということがせめてもの救いですが、やはり乃木坂の顔がグループを去ってしまうことは寂しいところ。ただ、想定外の卒業発表のタイミングではあったものの、惜しまれつつ卒業するということはアイドルとしてはこれ以上ない幸せなこと。その意味では今回の卒業発表は成功と言っていいでしょう。1期生ながら遅咲きでグループのエースに成長した齋藤飛鳥や、16年9月に加入した3期生も順調に育っていますから、生駒の中でも若い世代にグループを託せる安心感が芽生えたのかもしれませんね」(前出・アイドル誌ライター)
次回シングルでは生駒にぜひセンターを務めてほしいというのがファンの総意であることは言うまでもない。また、生駒は乃木坂にはAKBのような国民的ヒット曲がないことを気にしていただけに、その卒業シングルが国民的に知られる楽曲になることが、生駒が最後に背負う大仕事になるに違いない。
(石田安竹)