今年60周年を迎える国民的子供番組「おかあさんといっしょ」(NHKEテレ)を映画化するとNHKが発表した。これまでに多くの名曲、キャラクターを生み出してきたが、映画化されるのは初めて。気になる内容だが、歌のおにいさん、おねえさん、体操のおにいさんたちがさまざまな場所に出かけ、冒険をする中で歌や踊りを披露するという。
「他にも人形劇の『ガラピコぷ~』が初めてアニメ化されます。どうやらみんなで歌って踊って遊べる体験型の映画になるようですね。『おかあさんといっしょ』は舞台公演もあり、小さな子供たちがママのひざの上で踊るシーンがよく見られます。映画はそういう舞台を発展させたようなものになるのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
映画化の発表を受けて、子供たちはもちろんママさんたちの期待もうなぎのぼりだという。子供が喜ぶのは当然だとしても、なぜママさんまで、そんなことになっているのだろうか。
「それは、映画化されれば『かぞえてんぐ』が復活するかもしれないからです」(前出・テレビ誌ライター)
かぞえてんぐとは、2017年春に番組を卒業した「だいすけおにいさん」こと横山だいすけが演じていたキャラクター。数えるのが大好きで、数えることができると喜びのあまり天狗の鼻からさまざまなモノを出してしまうという内容。鼻が男性の下半身のように見えること、おにいさんがまるで行為中のように「ハアハア」と息を荒くして数えることから、艶っぽいとしてママさんに絶大な人気を得た。
「初めてかぞえてんぐを見た時は本当に驚きました。だいすけおにいさんがハイテンションで品のない行為をしているわけですからね(笑)。子供に見せていいものかと思ったぐらいです。それが子供そっちのけで私がハマってしまいました」(30代主婦)
人気キャラクターとなったかぞえてんぐだが、だいすけおにいさんの卒業と同時に終了。昨年夏にDVDがリリースされたものの、ママさんたちの“かぞえてんぐロス”が癒やされることはなかった。映画で復活すれば、欲求不満ぎみのママさんたちが、ホオを赤らめて映画館に殺到することだろう。果たして復活はあるだろうか。