土曜の早朝にコッソリ放送している「新・週刊フジテレビ批評」よりも、よほど自省の精神が見えた?
2月15日に放送された「アウト×デラックス」(フジテレビ系)に女優・夏菜が出演。フジテレビに対し、毒舌をぶちまけた。かつては同局の「ピカルの定理」にレギュラー出演していたこともあり、フジへの出入りの多い夏菜だが、同局のディレクターに対しては「自分に自信があるのか、打ち合わせでも目を離さない」「(座る位置の)距離も近い」「すごいチャラチャラしている」「ワンチャンで女優を狙っていそう」と手を緩めない。
MCのマツコ・デラックスが「フジテレビが私に興味を示したのは、他で売れたから…」と切り込むと、夏菜も同意し、「売れたら囲いたがる」と、局の体質にもクレームを入れた。
「『アウト×デラックス』は、今時にしては“ギリギリなライン”の発言や人物をフィーチャーしていますが、イケイケな社風を自虐ネタにしたことは意外でしたね。一方の夏菜は、昨年『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演した際にも、NHK朝ドラ『純と愛』出演時に『毎日飲んでたから鼻声になったりして怒られたけど、飲まなきゃやってられなかった』とぶっちゃけて話題になっている“毒舌・暴露キャラ”になりつつあります」(テレビ誌ライター)
2月17日には、3月末に番組が終了する「めちゃ×2イケてるッ!」(フジ系)で、ナインティナイン・岡村隆史がかつて「イヤなら見るな」とラジオ番組の「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)で発言したことを謝罪する一幕があったが、
「そこに“触れた”ということが大きい。この2番組を見るに、世間の“嫌フジテレビ”の傾向を公式に受け入れたということになります」(前出・テレビ誌ライター)
2017年の4~9月期の業績では、民放唯一の赤字を計上し、つまりはテレビ東京にも“追い抜かれた”形となって、凋落を極めるフジテレビ。この苦境を脱するにはもっと“自虐ネタ”に走るしかない?