広瀬すずにとって十代ラストの主演ドラマは、もはや“黒歴史”となったのか。平均視聴率が6%台に落ち込む爆死ぶりで話題の「anone」(日本テレビ系)に、広瀬自身が見切りをつけたのではと噂されているようなのだ。
その「anone」は2月21日の放送分が平昌五輪の生中継と重なったために休止。広瀬自身も2月19日に「今週anone放送お休みをお知らせします」というドラマ公式アカウントのツイートをリツイート(RT)していた。その広瀬のツイッターがこのところ、映画の話題で一色だというのだ。
「2月21日に、日本テレビでは、広瀬の主演映画『ちはやふる‐結び‐』の3月17日の公開を記念して、『ちはやふる‐上の句‐』を3月9日に、『ちはやふる‐下の句‐』を3月16日に地上波で初放送すると発表しました。このシリーズでは日本テレビが制作委員会の幹事を務めており、今のタイミングでテレビ放送するのは、ある意味で当然なのですが、気になるのはこの件を『anone』が放送休止になった当日に発表したこと。まるで『anone』の不振を覆い隠しているかのようです」(映画ライター)
当の広瀬は2月14日の「anone」第6話放送以降、ドラマ公式アカウントのRTを除けば、「anone」について、つぶやいていない状況だ。それに対して「ちはやふる‐結び‐」に関してはガンガンツイートしており、櫻井翔とダブル主演する5月4日公開の映画「ラプラスの魔女」についてもツイート。さらに昨年公開の主演映画「先生!、、、好きになってもいいですか?」のDVD発売についても14日にみずからアピールしていたのである。
「広瀬は今、『ちはやふる‐結び‐』をはじめとする自分の主演映画を何より話題にしたいのでしょう。『anone』に関してはネガティブな話題しかなく、日本テレビ側も番宣では坂元裕二氏の脚本を褒めるばかりで、『広瀬の演技に注目』とは言ってくれませんからね。それなら自分が全身全霊を込めて取り組み、前作もヒットした『ちはやふる』シリーズに気持ちが集中するのも当然でしょう。幸いだったのはこの映画にも日本テレビが関わっていること。局側としては『ちはやふる‐結び‐』をガンガン宣伝することが、ドラマ不振のお詫び代わりになるかもしれません」(前出・映画ライター)
広瀬にとって「anone」において救いなのは、視聴率の不振を主演・広瀬のせいにする論調がほとんどないこと。この調子では彼女にとって18年1月期は、「ちはやふる‐結び‐」をひたすら宣伝した時期として記憶されるのかもしれない。
(白根麻子)