父親・長嶋茂雄氏を彷彿とさせる“フリースタイル”な言動だ。
2月23日に放送された「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に、金曜コメンテーター・長嶋一茂が出演。唐突に無茶苦茶な要求を番組サイドに求めた。
「番組終盤の天気予報のコーナーで、スタジオのモニターに日本列島に全国の気温予報が映し出されると、気象予報士・河波貴大の解説をさえぎって『ちょっと途中で申し訳ないんだけど、(気象図の)背景の映像が曇天でしょう。さっきまでザギトワ見てたのに、これはどうかと思うよ』と発言し、スタジオをざわつかせました」(テレビ誌ライター)
この日、9時30分から「平昌五輪女子フィギュアスケート」の中継が控えていたこともあり、天気の前にはロシアのフィギュアスケート選手育成法を特集した。後に金メダルを獲得する15歳の天才少女・ザギトワ選手が、試合ではルール上使うことができない「4連続3回転ジャンプ」を練習で披露している映像も放送されていた。
「メインキャスターの羽鳥慎一も『これ、情報なので!』と対抗しましたが、一茂は『この日本列島をバックに、ザギトワさんや宮原(知子)さん、坂本(花織)さんに差し替えられないのかなぁ』と譲らない。スタジオがやや盛り上がったからか、その後、コトあるごとにモニターにイチャモンを差し込んで明らかに進行のジャマをする悪ノリをしていました」(前出・テレビ誌ライター)
番組のエンディングでは、同局のメインキャスターをしている松岡修造とフィールドリポーターの織田信成が登場。松岡が、「カズさん、ひとつだけお願い。フィギュアスケート、応援していただけませんか?興味を持っていただけませんか?」と一茂に問いかけると苦笑い。返す刀で織田に「織田くん。シュウシュウ(松岡)とやりづらくない?」と問いかけるも「すごく楽しいです!」と言われ、スタジオの羽鳥からは「僕が一茂さんとやりづらいですから」と言われてしまった。
「一茂はかねてからこんな調子なので、放送もジョークの応酬という雰囲気でしたが、それにしても突拍子がなさすぎて、この日の暴走ぶりはなかなかでした」(前出・テレビ誌ライター)
こんな傍若無人も「ミスターの息子なら仕方ない」と思わせるのだから、改めて長嶋茂雄の偉大さを感じずにはいられない。