元NMB48の須藤凜々花が2月26日、大学入学試験に落ちていたことを自身のツイッターで報告した。出演中の番組「密着!なぜソッチの人生選んだの?」(フジテレビ系)の公式アカウントにメンションを入れる形でつぶやいたもので、「2月の大学受験落ちました」と、事実関係だけをシンプルに報告。報道によると須藤は今年、一つの学部のみを受験していたという。
その須藤に対しては「まじめに勉強しないと受かるわけない!」といった批判や、ツイッターに添えた写真が満面の笑顔だったことから「落ちたのに笑顔ってどういうこと?」などの疑問も寄せられている。だが大多数の反応は、受験の労をねぎらうものだったというのだ。受験事情に詳しいライターが語る。
「批判が殺到するかと思いきや、『来年がんばれ!』『これで自分の苦手がわかったはず』といった応援やアドバイスが続々と寄せられています。その須藤は12月に大検(高卒認定試験)に合格したばかり。基礎学力はそこそこついているはずで、キャンパスライフだけが目的であれば合格できる大学はいくらでもあったでしょう。しかし将来はドイツに留学して哲学を学びたいという意志から、それなりの難関に挑戦したはず。しかも他の受験生と同様に、自分が受験勉強する過程をいちいち報告するようなウザい真似はしなかったので、他の受験生たちも『受験仲間』として受け入れやすいんでしょうね」
そしてもうひとつ、受験生の心を打ったのは、今後の進路についてだという。
「報道によると須藤は、今回の不合格を受けて浪人の道を選び、来年再び大学受験に挑むのだとか。これは大学進学を希望する受験生としてはごく当たり前の行動ですが、芸能界には大学受験をテレビショー化する不届き者もいて、当の受験生から猛烈な非難を浴びせられています。そんな愚かしい行為とは距離を置いている須藤の再挑戦は大きな共感を呼んでいるのです。これで来年、須藤が希望する学部に合格出来たら、受験生全体が歓迎モードになることは確実でしょうね」(前出・ライター)
アイドル活動に専念するため15年に高校を中退し、その際に『いずれは大検を取得』と宣言していた須藤。有言実行を果たした彼女が次に目指すステップには、周りからの温かな目が送られているようだ。
(金田麻有)