深夜番組「ゴッドタン」(テレビ東京系)で、相方の澤部佑が「大衆に迎合した芸風でブレイクし、コンビ格差が生まれた」として“腐り芸人”の異名を戴冠。主にテレビで売れている芸人と、女性向け市場に対しグチを発信しているのがお笑いコンビ・ハライチで澤部とコンビを組む岩井勇気だ。その岩井が、3月6日に放送された「山里亮太のナナ目線」(テレビ朝日系)で、女性の理解できない言動への不満をブチまけた。
まず、岩井は「男女でいて、各々のもの頼んでて、食べようとしたら『ちょっと待って』って言って、(写真を)撮るやついるじゃないですか?この時間、何で、オレは待ってなきゃいけないんだっていう…」と食事の際、2人分の食事の写真を撮るため、食事が来ても待たせる女性への不満を口にする。続いて「こっちはオチのある話をしてて、最後まで話したとするじゃないですか。(オチを言った)間がないタイミングで『でもさー』ってくると、オレの話聞かずにお前の話したい話の準備をしてたよな」と、「話を聞かないと怒るくせに、人の話は聞こうとしない」女性に物申している。
そして、この苦言はグループアイドルにも及んだ。
「アイドルでいきなり辞める子っているじゃないですか。それをみんな『卒業だ』って言ってるけど、“業”を終了して卒業するわけじゃないですか。でも、このパターンって、中退だよなって思うパターンありますよね」と、スキャンダルが原因で急に辞めたアイドルを卒業と言っていいのかという疑問を口にした。
「岩井の“腐り名言”は“真を突く”として、支持されているんです。例えば、有名人が自分の子供を掲載しているブログやSNSに対して『「わたしは、わが子でお金稼ぎをするために以下の文章を書いてます」って頭に載せろっていうね』と、実は『子供を食いもんにしてるだけ』と切り捨てたり、『ゴールデンとかのバラエティのお笑いって、30点ぐらい出せばいいんですよね。それがちょうどいいんですよ。その30点を、100点だと思ってる芸人が売れるんですよ』と、司会からゲスト、ひな壇までお笑い芸人で埋めつくされた昨今のバラエティ番組こそが、つまらなくなってきている現状に対する苦言も呈しているんです。今回の卒業に関する物言いも、ネット上では『岩井さんのズバズバ言っちゃう感じ好き』『岩井くんキレッキレ!今日も面白いです!』『いきなり辞めるアイドルは卒業じゃなくて中退って意見に恐ろしく納得』と、キレ味鋭い発言を楽しんだ人の意見が多く寄せられています」(テレビ誌ライター)
岩井が言うところの「中退のアイドル」、今年は何人現れるだろうか。