お笑いコンビ・ハライチの澤部佑が2月16日放送のラジオ番組「デブッタンテ」で、手に汗握るひとときを体験したことを語った。番組を聞いていた芸能ライターが説明する。
「それは澤部の仕事終了時間が遅れた夜のこと。自宅へ帰るタクシーの中で、白いバンがずっと後ろを走っているのに気がついた。ナイツ・塙宣之から『次に週刊誌に狙われるのは佐藤栞里と澤部』と言われていたことを思い出した澤部は、週刊誌に尾行されていると直感し、さっそく策を練ることに。まず近くのコンビニに寄り道して後ろの車をやり過ごそうとした。ところが、車を降りてトイレに入ろうとしたら、白いバンも停車。運転していた若い男性も降りてきて、コンビニに入店してくる。怖くなった澤部は、トイレでの時間稼ぎもそこそこに、走ってタクシーに乗り込んで急発進させた。まいた! と思いきや、信号待ちで追いつかれてしまい、その後もバンはずっと後ろをついてきたといいます」
間違いなく尾行されていると確信した澤部は、もう一度、別のコンビニに立ち寄ることにしたという。芸能ライターが続ける。
「澤部の頭の中には、週刊誌の記事が次々と浮かびました。コンビニで女優が買い物したり、意中の男女が自宅へ行く前にコンビニで買い物する姿が。一連の目撃情報はこんなふうに撮られていたのか、と。そこで澤部は缶ビールと枝豆を買い、艶系の本を持ち上げては置くというお笑い芸人らしい動作を繰り返していた。すると、つけていたはずの男がいなくなり、レジの店員としゃべっているのを目撃。その男はチョコレート菓子『ブラックサンダー』の袋を持って、『これ、箱でありますか?』と片言の日本語で質問していた。そこでようやく、全てが腑に落ちたそうです。澤部は、ブラックサンダーを求めてコンビニを訪ねて回る爆買い中国人を、自分を尾行する記者だと勘違いしていたのです。てっきり相方の初週刊誌ネタを聞かされているつもりの岩井勇気も大爆笑でした」
塙から「週刊誌に狙われる」と煽られたことがきっかけで、すっかり信じこんでしまった澤部は、クリーニング業界最大手チェーン・白洋舎の社長令嬢に見初められて逆玉デキ婚。娘2人に恵まれ、4歳年下の美人妻と幸せな日々を過ごしている。
不貞など頭に浮かんだこともない真面目人間ともっぱらだが、やましいことがないにもかかわらず、追跡劇はリアルに「怖かった」そうだ。本当に週刊誌に撮られる時の予行演習にはなった!?
(塩勢知央)