芸能

「昭和・平成」有名人の衝撃自死(9)伊丹十三の謎だらけの“飛び降り”

「万引き家族」がカンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞した、是枝裕和監督。是枝監督は3年前、俳優で監督だった伊丹十三さんの偉業を記念して創設された伊丹十三賞を受賞しており、授賞式で是枝監督は、「伊丹さんは突破口を開いてくれた」と緊張気味に語っていた。

 有名人の自死の中で最も謎が多いのが、そんな監督を志す当時の若者たちに絶大な支持を受けていた、伊丹さんの1997年の“飛び降り自死”ではないだろうか。

 同年12月20日、東京都港区麻布の事務所が入るマンション下で、うつ伏せに倒れている伊丹さんが発見された。

「この直後に発売される写真週刊誌に、26歳OLとの“デート現場”が報じられることがわかっていましたが、伊丹本人は、この記事を気にする様子はなく、記者の直撃にも『奥さんに聞いて』と笑っていたそうです。そのため、この記事が自死の理由とは考えづらいと思われたんです」(ワイドショー関係者)

 ではほかに、何が伊丹さんを死に向かわせたというのか。

「そもそも、自死ではないのではとさえ囁かれています。というのも、伊丹さんは、社会のタブーをテーマにした作品を手掛けることで知られる作風で、実際に様々な脅迫や被害も受けたこともあるだけに、仕事がらみの対立から何者かに恨みを買った末の“他殺説”をまことしやかに唱える関係者がいるのも事実なんです」(芸能記者)

ワープロ打ちの遺書には、「死をもって潔白を証明する」と綴られていたというが、ふだんから手書きにこだわっていたという伊丹さんが、そうした大事な文面をワープロで打つものかと、疑問視する声もあった。

「近所に買い物に出る際にも、だらしのない格好はあり得ない性格の伊丹さんが、マンションから飛び降りた際はパジャマ姿のまま。こうしたことについても、彼を知る者たちからは『信じられない』といった声が上がっていました」(前出・芸能記者)

 残された闇は、どこまでも深く暗い。

(露口正義)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    自分だけの特別な1枚が撮れる都電荒川線の「マニアしか知らない」撮影ポイント

    「東京さくらトラム」の愛称で親しまれる都電荒川線はレトロな雰囲気を持ち、映えると評判の被写体だ。沿線にバラが咲く荒川遊園地前停留所や三ノ輪橋、町屋駅前は人気の撮影スポット。バラと車両をからめて撮るのが定番だ。他にも撮影地点は多いが、その中で…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

    テレビ業界人が必ず見ているテレビ番組「次のブレイクタレント」「誰が最も面白いか」がわかる

    「業界視聴率」という言葉を、一度は聞いたことがあるはずだ。その名の通り、テレビ業界関係者が多く見ている割合を差すのだが、具体的なパーセンテージなどが算出されているわけではない。いずれにしても、どれだけ業界人が注目して見ているかを示す言葉だ。…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
板野友美とヤクルト・高橋奎二「夏休み家族旅行」動画に怒りと失笑「この時期の休みは不名誉なこと」
2
ピタリ合致!広島ファンがオリックスに贈った「西川龍馬のトリセツ」が大当たり
3
大谷翔平に50本は打たせたくない!デーブ大久保が激白する「外国人心理」と落合流ホームラン
4
大谷翔平の試合を観戦「3600万円の超VIP席」にいた東山紀之社長の「芸能界復帰」プラン
5
誰も監督をやりたがらない!ベルギーリーグ「日本人だらけ軍団」がガッタガタでも存在できるワケ