社会

猫の排泄は千差万別!3匹の「量と形と始末の仕方」をじっくり比較観察してみた

 猫を飼っていると面白い、変だ、おかしいと思うことに出くわす。例えばオシッコやウンチ。その形&状態、終わった後の始末がとても個性的だ。以下は我が家の3匹の猫についてである。

 トイレは3つ用意している。1匹に1つだが、必要数については諸説あるようだ。猫の数から1マイナスするとか。3匹なら2つだ。

 トイレ用の砂は緑色で小粒な「おからの猫砂グリーン」とベージュ色の「固まるおからの猫砂」を使っている。グリーンは小粒だが、ずっしりしていて重い。ベージュは大粒だが、乾燥タイプで軽くて柔らかい。グリーンがメインで8割か9割、ベージュはサブ的に軽く混ぜる感じだ。

 そうしているのは、グリーンが手に入らない時があったからで、代わりにベージュを使って以降、なんとなく混ぜ合わせるようになった。グリーンだけはOKでも、ベージュだけはNG。ベージュだけだとイレの回数がなぜか減ってしまった。それから混合にしたら、なんとなく具合がよさそうだ。

 先にオシッコの話をしよう。3匹ではっきりしているのは、一番上のガトーだ。数センチほどのこんもりしたお山ができる。それも大きい。体重は10キロ前後だから、大量で形も立派。

 真ん中のクールボーイはなぜか、お山にならない。小さな塊になって散らばる。時に小さな平べったいおまんじゅうの時もある。

 そして末っ子のそうせきは、ガトーとクーの中間くらい。こんもりの時もあるし、散らばっている時もある。オシッコだけでも個性があるのだ。どういう加減なのだろうか。

 次にウンチ。調べてみると猫の場合、いくつかタイプがあるが、ここではわかりやすく、コロコロと細長いチョココロネのような形の2タイプで考えてみる。

 ガトーはコロコロの時もあるが、特大コロネも多い。留守中、猫シッターさんにお願いしたら「ガトーちゃん、十数センチもありそうなウンチをしていました」とLINEが送られてきたことがあった。飼い主としてはなぜか、自分のことのように恥ずかしくなった。食べる量が多いせいか、体格に合った量なのかはわからないが、ガトーはとにかくすごい。

 クーは吐き癖がある猫だから、満足に食べていないこともあるのか、量が少ない。コロコロか、細いコロネだ。

 そうせきは小さいコロコロが多く、個数が多い。10個くらいあるケースも…。

 まぁ、そんなウンチの量や形より、問題は片付け方だ。終わった後は砂を掻いて隠そうとするのが普通だ。ガトーはそれが片手でやることもあるが、両手でこれでもかというほどに引っ掻き回して砂をかける。そんな様子を見ていると「始末してあげるから、いいよ」と声をかけるが、その熱心さには感心してしまう。人と同じで見られるのが恥ずかしいのだろう、と納得しながら。しかし特大なので、隠そうとしても大きな塊が砂の上に乗っていることが多い。

 そうせきはガトーほどガシャガシャではなく、何度も何度も丁寧に砂をかき混ぜる。あとから見るとウンチがトイレ中に広がり、6個コロコロがあると2個しか見えていないようなことが多い。

 問題はクーだ。コイツはナニを始末しない。つまり砂をかけず、そのままトイレからスタスタと出て、ナニゴトもなかったかのように姿をくらますのだ。どういう了見なのか。

 連れ合いのゆっちゃんに言わせると「片付けないのは、威張っているから」だそうだ。飼い主に対し「俺、終わったから、ちゃんと片付けておけよ」ということらしい。

 クーはお腹がすくと近づいてきて「ギャー」と口をとがらせたり、かと思ったら「ミー」とかわいげな、情けない声で懇願するようなしぐさを見せる。懐かず抱っこできないクーが3匹の中で最も、こちらへの要求が厳しく、露骨な時があるのだ。そういうわがままなところが可愛いということもあるのだが。

 もっとも、クーの場合は一カ所に固まっているため、片付けやすい。これは助かる。

 いずれにしても猫は千差万別、知れば知るほど面白い。

(峯田淳/コラムニスト)

カテゴリー: 社会   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
同僚ヘルナンデスが指摘!第一子誕生の大谷翔平「ボールが見えない」のは「夜中に起きなきゃいけない」から
2
前世の記憶を持つ少年「僕は神風特攻隊員だった」検証番組に抱いた違和感
3
メジャーリーグ評論家が断言「村上宗隆はヤンキースに行くしかない」意外な理由
4
「二股不倫醜聞」の永野芽郁は映画「かくかくしかじか」宣伝にどんな顔で出てくるのか
5
病気治療「もちまる日記」休止に追い討ちをかける「ありえないサムネイル画像」問題