スポーツ

“涙のカリスマ”大仁田厚が“電流爆破巡業”で再ブレイク!(1)いま、なぜ大仁田スタイルが受けているのか?

20150528w

 何度も挫折と“引退”を繰り返した不屈の男がまた立ち上がってきた。いつの間にやら、“涙のカリスマ”大仁田厚(57)がリングで再ブレイクを果たしていたのである。

 そもそも現在のプロレス界は、活況を呈している新日本プロレスのひとり勝ち状態と言われてきた。しかし、プロレスメディアの関係者はこう反論するのだ。

「確かに、新日本以外の団体が苦戦している状況はあります。ただし、実は新日本が例外として唯一と言えるほどその存在を恐れているのは、団体ではなくて大仁田個人と言われているんです。というのも、大仁田はかつての代名詞『電流爆破デスマッチ』を3年前から解禁して、ZERO1の協力で『大花火』という興行を継続してやっています。対戦相手に曙や高山善廣らの大物を招聘することもあるとはいえ、ほぼ個人のネームバリューだけで地方興行でも満員にしてしまうんですよ」

 今年からはさらに「地方創生」を旗印に「超花火」と名称変更し、プロレス興行と縁のなかった地方の町に電流爆破を持ち込んで巡業を敢行。どこへ行っても地元民で満員になっているというのだ。

「リングの4面に爆破装置を設置するには数百万円の費用がかかります。さすがに小規模の大会では有刺鉄線を巻いたバットに爆破装置をつけて、殴ることで爆発を見せる経費削減はしていますが、迫力は遜色ない。観客は初めて見る“爆破プロレス”に大興奮して、試合後は老若男女がリングを取り囲んで涙を流しながら『オーニタ! オーニタ!』の大合唱です」(興行関係者)

 毎回満員の背景には、地方大会のチケット料金を2000~3000円程度にし、小中学生と70歳以上は無料という設定もあるという。要は、老いた両親と2人の子供を抱えた6人家族が4000円程度で伝説の電流爆破デスマッチを体感できてしまうのだ。とある地方のプロモーターは「新日本にはできないな」とつぶやいていたという。

「大仁田さんは地方大会の前に必ず地元を訪れ、町長や商工会議所、教育委員会などを回っています。興行の趣旨としてイジメ撲滅などをうたっているからですが、試合後には電流爆破から生還する大仁田さんの姿に、それをくみ取った地元の人たちも『わかりました』と感激しているんです」(興行関係者)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
ロッテ戦で…大量ロジン「粉舞い投球」に日本ハム・新庄剛志監督が「イヤなんですよ」嫌悪爆発
2
前世の記憶を持つ少年「僕は神風特攻隊員だった」検証番組に抱いた違和感
3
【香港GⅠの悲劇】全てを悟った川田将雅は号泣「ターフで麻酔」リバティアイランド「安楽死処置」の一部始終
4
前田日明「しくじり先生」で語らなかった「最大のしくじり」南アフリカ先住民事件
5
米ツアー初Vがメジャー制覇!西郷真央を押し上げた「師匠・ジャンボ尾崎の指導に反論」ポリシー