お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが、新たに落語の世界に挑戦することが明らかになった。自身初となる落語会の日取りは4月1日。大阪・難波の「YES THEATER」で開催される。
「ジュニアが落語の世界に足を踏み入れたのは、今から10年前。春風亭小朝から誘いを受け高座に上がらせてもらい、この世界に興味を抱いたと話しています。以来、単独ライブでも落語を披露してきました」(スポーツ紙記者)
そうした経験を踏まえ、本格的に落語会を開く決意を固めたという。本人は今回の落語会に賭ける思いを、「座布団一枚の上でどれだけのことができるのか、経験させてもらえたら芸人として見えなかった部分が見えてきたりもするのかなと思って、1人で落語会をやることにしました」と語っている。
「千原ジュニアの落語に対する思い入れはかなりのもの。2016年には3月と11月の2回に渡って深夜番組『ちはらくご~ジュニアが知りたい噺家の世界』(カンテレ)が放送されました。2回目の放送では、桂文珍と熱いトークを繰り広げ、その中で『芸人の落語家転身はどう思いますか?』と質問すると文珍から『落語やってよ!』と落語会にスカウトされるという一幕がありました。それ以前にも桂文枝がプロデュースする落語会にトークゲストとして参加しています。思えばこの頃から、ジュニアの“落語界進出”は始まっていたのかもしれませんね」(在阪の放送作家)
今回の落語会は、千原ジュニアにとって満を持しての1人舞台。本人は「初めての試みなので吉と出るか凶と出るかわかりません」と不安な気持ちも明かしている。しかしその心配をよそに、チケットは完売。入手を逃したファンの中には、Twitterで〈うおお千原ジュニアの落語会、こんなんやるの今知ったよ…! チケット売りきれてた〉 〈千原ジュニア落語会のチケット買うん忘れてた…〉などといった嘆きのコメントも数多く上がっている。
4月29日には桂三若独演会にもゲスト出演、落語を披露するという。落語の世界でも“ジャックナイフ”と恐れられた切れ味を見せるのか。何はともあれ、初めての落語会に注目だ。
(窪田史郎)