3月19日に放送された「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京系)が、非大卒者向けの就活イベント「バズキャリ就活」を特集した。
現在、厚生労働省の調べによると大卒の正社員採用率は約80%なのに対し、高卒は約60%と大きな開きがある。また、高卒者の就職先を見つける方法がハローワークか知人の紹介がほとんどで、就職先を探す環境が整っているとは言い難い。こうした現状を打開するため、このイベントを企画したのが人気ユーチューバーのヒカルだ。
「ヒカルは『ボクも高卒で選択肢が本当になかったんです。学校からここに行ってこいと言われ、工場に行っただけだった。正直、工場以外の選択肢が一個でもあれば…』と、実体験から同じ苦境に立つ人に向けて立案した旨を話していました」(テレビ誌ライター)
有意義なイベントのように思えるが、思わぬ“クレーム”が入ったようだ。
「ネット上では『ワールドビジネスサテライトがヒカルに汚される』『ヒカルかよ。また怪しいことやってないか?』『活動は良いと思うけどVALU問題はどうなった?』と、ヒカルが関わっていることに対する“拒否反応”が出ています。昨年、仮想株式を売買できるプラットフォーム『VALU』の売り抜けで利益を上げたことで『インサイダー取引疑惑』が沸き起こりました。事態は収束しましたが、いまだにヒカルに不信感を抱いている人が多かったのかも知れません」(前出・テレビ誌ライター)
過去の騒動が尾を引いて、難癖を付けられてしまったようだ。