3月20日発売の「漫画アクション」が、「この世界の片隅に」を実写で連続ドラマ化すると発表した。今夏に放送を予定しているという。
「この世界の片隅に」は、こうの史代が戦争と広島をテーマに描き、2007年から09年にかけて同誌に連載された作品で、11年には北川景子主演で終戦記念スペシャルとして日本テレビ系で単発の実写ドラマ化されている。また16年にはアニメ映画化され、大ヒット。多くの賞も獲得したことでも人気が再燃していた。
「漫画アクションを発行する双葉社の担当者によると、放送局や放送時期など詳細は追って発表されるということで、配役などもまだ明らかにされていません。ただ、主人公は20歳前後の女性ですから、仮に前回のスペシャルドラマの流れで日テレ系での放送だった場合でも、スペシャルドラマで主役を演じた北川は、今年の8月に32歳になり、さすがに続投するのは無理があるのではないか。となると、アニメ版で声優を務めたのんがキャスティングされるかもしれませんよ」(エンタメ誌ライター)
のんは15年の事務所独立騒動を経て、16年に独立。それ以降、これといった芸能活動はできず、地方のイベントに出演したり、自身の個展を開いている程度。後は細々と音楽活動を続けるだけで、高い評価を得ている女優としては活動できないでいる。だが、「この世界の──」に出演できれば、状況は大きく開けるはずだ。
「アニメ映画版でののんはその情感タップリの演技が高く評価され、『第38回ヨコハマ映画祭審査員特別賞』を始めいくつもの賞を受賞しました。独立騒動の件さえなければ、彼女が主演となるのは極めて自然な流れだったでしょう。ファンの後押しがあれば、実写映画で主役を務めるのも夢ではないはずです」(前出・エンタメ誌ライター)
のんの“女優・第二章”がいよいよ本格始動するか。