7月15日に放送された松本穂香主演のテレビドラマ「この世界の片隅に」(TBS系)の視聴率が、10.9%だったことがわかった。この記録は、今年放送された日曜劇場の中では低い数字だという。
「今年、TBS日曜ドラマの初回視聴率は、松本潤主演の『99.9 -刑事専門弁護士-』が15.1%、嵐・二宮和也主演『ブラックペアン』が13.7%と好調でしたが、『この世界の片隅に』は、何とか2ケタ台という結果になりました。この時間はエンタメ色の強い作品が多いですから、戦争を描く重いテーマの『この世界の──』は避けられてしまった可能性があります」(テレビ誌記者)
「この世界の──」といえば、のんが主人公の声優を務めた2016年公開の劇場版アニメがロングヒットを記録。そのためドラマの主役にも、彼女の起用を望む声が一部であがったものの、今回は松本が務めることとなった。
また、7月19日発売の「週刊新潮」によると、実はTBS内部でも、のんを起用する動きがあったという。
「新潮の取材によると、ドラマでも、のんを引き続き起用したいという意見が局内から出ていたそうです。しかしいまだに事務所独立の際に起こしたトラブルの印象が消えず、結局は見送られたとのこと。さらに主演が松本に選ばれたのは、10月からスタートするTBSドラマ『中学聖日記』に、有村架純を出演させるためだったという噂も流れているそうです。TBSとしては、昨今、多忙が続く有村がドラマに出てくれるならば…という思惑があり、事務所の後輩である松本の起用に踏み切った可能性があるようです」(前出・テレビ誌記者)
ちなみに第2話の視聴率は10.5%と、今のところ2ケタはキープしている。のんの印象が強い「この世界の片隅に」だが、それを吹き飛ばすほどの演技を、松本に期待したい。