女優や女性タレントといえば男勝りなイメージが先行しているが、最近はオトコを立てる“あげまん度”の高さこそ人気のバロメーターだとか。知られざる彼女たちの素顔に迫った。
「あげまん」番付の両横綱は、「女優・タレント部屋」所属の北川景子(31)と安倍なつみ(36)だ。
北川が歌手のDAIGOと結婚したのは2016年1月のこと。それまでヒット曲に恵まれず伸び悩んでいたDAIGOは、北川との交際・結婚を機にゴールデンの番組に引っ張りだことなった。芸能ジャーナリストの松本佳子氏は、北川のあげまんぶりをこう称賛する。
「北川さんとの結婚はDAIGOさんにとって本当にプラスになったと思います。バラエティー番組などで夫婦生活の話題を小出しに提供している点も視聴者からの高評価につながっています。北川さんクラスの売れっ子女優になると、夫が自分たちの私生活をオープンにするのを嫌がるものなのですが、DAIGOさんはイベントなどでも報道陣におもしろく話してくれるので親近感が増しますよね」
DAIGOのほうも年下の美人な妻にメロメロのようだ。北川が写真集を発売した際には、仕事現場でも持ち歩き、親しいスタッフに宣伝していたという。
「例えば、北川さんが映画の撮影で地方に出かけた時もDAIGOさんが駆けつけ、ファンの人たちに交じって普通に撮影を見守ることがあるといいます。撮影終了後は、共演者やスタッフと一緒に夫婦そろって酒席に参加。誰とでも気さくに話すので、現場での評判もいいようです。北川さんと交際前のDAIGOさんはけっこう遊び歩いていたのですが、結婚後にはそういった話はまったく聞こえてきません。そうさせている北川さんは大したものだと思います。今後の注目はお子さんの誕生ですね。子供が産まれれば、よきパパ、よきママのキャラクターで、さらなるブレイクにつながるでしょう」(松本氏)
一方、芸能評論家の佐々木博之氏が「彼女こそあげまんの象徴」と推奨するのが安倍。15年12月に俳優の山崎育三郎と結婚。夫の山崎はミュージカル界の貴公子と言われカリスマ的存在だったが、15年に放送されたドラマ「下町ロケット」を機に、今やテレビドラマに引く手あまただ。
「『下町ロケット』でのブレイクで結婚に踏み切った2人ですが、正直言って山崎の一般的知名度はそれほどでもなかった。当時、ミュージカルからテレビドラマに軸足を移そうと考えていた山崎のため、安倍もかなり尽力していた。結婚のタイミングもテレビでブレイクしてからと決め、安倍が表に出ることを控えて待ったそうです」(佐々木氏)
前出・松本氏も安倍の横綱には異論なしだと言う。
「山崎さんは、昨年ラジオのレギュラー番組を持ち、今年からはフジテレビでMCを務める番組も始まりました。安倍さんは交際中から、自分の名前を使って山崎さんの名前を世の中に出すという“営業活動”を地道に続けてきました。テレビやラジオの関係者に会うと『夫をよろしくお願いします』と丁寧に挨拶をしているといいますね」