スペインのレアル・マドリードに在籍し、3月26日に母国ポルトガル代表の一員としてオランダ代表とのフレンドリーマッチに臨んだFWクリスティアーノ・ロナウドが、ピッチ内に乱入したファンへ“オトナな対応”をしたと話題になっている。
クラブでも代表でも異様なゴールペースを保ち、相変わらず世界最高峰のプレイぶりを見せつけるロナウドだが、この日は強豪オランダ代表を前に得点を奪うことができず、チームも0-3で完敗。ポルトガルの期待を一手に背負うスーパースターにとってはストレスの溜まる試合展開となったはずだが、“無法者”への対応は至って冷静だった。
「後半16分のこと。2人の男がピッチ上へ侵入し、中央エリアに佇むロナウドの下へ一直線で駆け寄ると、あろうことか、片方の男性はロナウドへキスを要求。これは、間一髪のところでかわすことができた。ロナウドは続々と乱入するファンの背中を優しくタッチするなど、ゲームを中断された怒りを抑えながら大人な対応を披露し、賞賛を浴びています」(スポーツライター)
当然ながらこれらの妨害者はすべて警備員によって即座に連行され、事なきを得たが、観客席にいたはずのファンが試合中の選手に抱きつけるほどに接近できる環境は問題視すべき事態といえるだろう。サポーターへのソフトな対処をみせるロナウドの気前の良さが、今後大きな事件に繋がることのないよう祈りたい。
(ジェイコヴ)