太川陽介と蛭子能収がコンビを組んだ「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)が終了して1年3カ月。その後、同局で田中要次と羽田圭介の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」に変わり、早くも第4回まで放送され、3月31日には5回めがオンエアされる。だが、今も太川&蛭子の名コンビが忘れられず、復帰を望む声も出ている。
そんなファンの声に応えたのか、定額制の映像ストリーミングサービス「ネットフリックス」でバス旅シーズン2の配信が始まった。
「ネットフリックスはオリジナルのドラマやアニメ、映画の配信で知られていますが、『ゴッドタン』(テレ東系)や『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)など日本のテレビ局のバラエティ番組も配信しています。意外に思う人も多いのですが、バス旅も配信されているんです」(エンタメ誌ライター)
ただ、第一回から順番通りではなく、今回「シーズン2」として公開されたのは、第3回、第7回、第15回、第19回とバラバラ。シーズン2で注目を集めたのは第19回。マルシアをマドンナに迎え、3時間45分スペシャルとして2015年1月に放送された回だ。3人は大阪城から石川県の兼六園を目指した。
「この回はマルシアがわがままを連発した回で、バス旅ファンの間では“裏神回”として話題になりました。太川さんに地元の人から自転車を借りさせてコンビニにコーヒーを買いに行かせたシーンは有名です。あまりの傍若無人ぶりに、あの蛭子さんがリーダーの太川さんに『(マルシアに)説教してよ』と懇願するほど。ところが、配信版はこれらのシーンはすべてカットされているんです。配信版は許諾の関係か、バスで一緒になった一般人の顔にモザイクがかかる場面もあります。よもやマルシアから『自分の評判が下がるシーンはカットして』と依頼があったなんてことはないと思うのですが…」(テレビ誌ライター)
番組がマルシアに忖度したのかもしれない。いずれにせよ、マルシアのわがまま放題を楽しみにしていたファンにとっては残念な結果となった。