5月22日に放送された「チマタの噺」(テレビ東京系)に漫画家・タレントの蛭子能収が出演。10年間続いた人気旅番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)を2017年に降板した理由を語った。
現在は、俳優の田中要次と芥川賞作家の羽田圭介氏が後任を引き継ぎ「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」として不定期放送されているが、この交代劇は蛭子からの申し出だったようだ。司会の笑福亭鶴瓶が「路線バスの旅は何で終わった?あれ人気でしょ?」と聞くと、蛭子は「あれ、結構歩くんですよ、めちゃくちゃ。バスが通れないところを歩いてるんですけど、それがやけに上り坂が多くて。ちょっと疲れがすごくて、あれやると、腰が痛くなってきて、ちょっと降ろさせてもらった」と経緯を語った。
「続けて鶴瓶は、巻き込まれ降板となった名コンビ、太川陽介を指して『怒ってませんでしたか?』と聞くと、蛭子は『自分の目の前では怒ったことはないです…ふふふ』『太川さんはもともと歌手ですので、歌のほうでいっぱい稼いでらっしゃるかなと思います』と答えていましたが、そもそも、最後のオンエア直前に掲載された『女性自身』のインタビューでは、『バスの中で自分が作った“すごくつまらない”トランプのゲームばかりやりたがって。子供っぽいところが大嫌いだった』とも明かしてます(笑)。それでいて、降板を太川に相談した時は『ボクも25弾で終わるのがキリがいいと思ってました』と言ってくれたことに“気を遣ってもらった”とも振り返っており、それだけ言い合える関係になっていたことは想像に難くないでしょう」(テレビ誌ライター)
現在、御年70歳の蛭子だけに、体力面が理由では致し方ないところ。トランプのゲームがなければ、その疲労も少しは軽減したかもしれないが…。
「番組では、収録30分前の打ち合わせ内容はおろか、番組中に現在の奥さんを『雑誌で募集した』と自分で話したことも忘れる始末でそのあたりが年齢も年齢ですが、少々心配ですね。鶴瓶がツッコミながら処理をしていましたが…」(前出・テレビ誌ライター)
改めて、太川陽介の苦労を讃えたい。