この結末はわかっていたが、やっぱりファンの心の準備はまだだった。
乃木坂46・西野七瀬が、3月31日放送の主演ドラマ「電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-」(テレビ東京系)最終回で見せた野村周平とのキスシーンに大きな反響が集まっている。今作で西野はビデオデッキから飛び出してきたビデオガールの天野アイを演じ、野村周平扮するごく普通の高校生・弄内翔(もてうち・しょう)と共同生活を送るという役どころ。最終回ではビデオの再生期間が終わってしまい、翔の前から姿を消し物語は幕を閉じた。話題のキスシーンは、再生終了時間まで3分を切り、自身が消えてしまう直前にアイ(西野)が、「キスしようぜ、したいんだ。キス…大好きだよ」と、ファンであれば西野に一回は言われてみたいような言葉を翔にかけ、キスの動作へ。が、画面は徐々に明るくなり、2人の唇が触れたか触れていないかのタイミングで完全に真っ白に。これをキスシーンとするかどうかは意見が分かれるところだが、映像を見る限りでは2人の唇は触れているようにも見えたため、ファンの間ではキスシーンという認識になっているようだ。
もっとも、原作の漫画では「これを国民的アイドルが演じるのか!?」と思ってしまうような艶っぽい描写も多かった。が、もちろんカメラの前で西野が全脱ぎした姿を披露するようなことはなく、想定の範囲内のいちゃつきシーン、キスシーンを除けばファンが傷つくような過激シーンはなく、最終回を終えた形だ。しかし、それでもファンの声をリサーチしてみると、「やっぱり、キスは見たくなかった」「何だろう、他のメンバーのキスシーンは耐えれるけど、なーちゃんのキスシーンは堪えるな」「野村周平と今後共演したら警戒しちゃうかも」などといった声が上がっている。
「乃木坂では生田絵梨花、白石麻衣がすでに出演作品でキスシーンを経験済み。次世代エースの齋藤飛鳥も、秋公開の恋愛映画『あの頃、君を追いかけた』でキスシーンが披露される予定ですから、役者としての仕事も増えていくメンバーにとっては、キスシーンは最初の大きな壁といえるでしょう。その壁にメンバーが安心してぶつかれるように応援してあげるのもファンの役目だからこそ、メンバーのキスシーンにも耐性がついてきていたはずですが、西野のキスシーンにはショックを受けてしまったようですね。というのも、か弱く見ていると守ってあげたくなるような魅力がある西野には、アイドルを恋愛対象に見る“ガチ恋”と言われる熱心なファンも多い。しかも相手が、共演女優とのイチャイチャぶりをみせつけてくることで有名な野村ですから、よけい嫉妬してしまったようですね」(アイドル誌ライター)
とはいえ、今回のキスシーン、唇は触れていたとしても、キス中に過激な動きが見られていたわけでもないため、未遂と言えば未遂。
今回のキスシーンも西野のためと前向きにとらえ、いずれくるであろう、ガチのキスシーンを正面から受け止められるぐらいに強くなってほしいものだ。
(石田安竹)