参院での証人喚問で、委員長に続く質問者になった丸川珠代氏(47)は、
「佐川さん、あるいは理財局に対して安倍総理からの指示はありませんでしたね。念のためにうかがいますが、安倍総理夫人からの指示もありませんでしたね」
「特例、あるいは本件の特殊性という言葉は、官邸の関与あるいは政治の関与を意味しているのではありませんね」
まるで「総理の潔白」を引き出さんがためのヌルヌル質問‥‥いや、質問ですらない、フザけた誘導だった。その目に余る忖度パフォーマンスに、自身のツイッターが炎上する事態に。
「丸川議員は07年の第一次安倍内閣発足時に初当選した、混ざりっけなしの安倍チルドレン。安倍さんにかわいがられて、たかだか2期のキャリアで2度も大臣に任命されています。ヨイショついでに国民の印象操作をしようとして、それが怒りを買いましたね」(政治部記者)
あまりに国民をナメたやりとりが一発目から飛び出したことに、菅野氏も、
「今思えば、野党は丸川議員の質問のあとに『こんなのやってても意味ないよ!』とボイコットすればよかったんじゃないか。消化不良の極みですよ」
と憤る。
同じく、森友問題を巡る「安倍親衛隊」の妄言・暴言は枚挙にいとまがない。佐川氏の証人喚問を前にして、和田政宗参院議員(43)は現職の太田充理財局長(57)に対して、
「(財務省は)増税派だからアベノミクスをつぶすために、安倍政権を貶めるために、意図的に変な答弁をしているのでは」
とアゼンとするセリフをのたまい、西田昌司参院議員(59)にいたっては、安倍総理が出席する集中審議の中で、
「財務省による財務省のための情報操作。『佐川事件』の真相究明が第一だ!」
と、まるで財務官僚が悪の張本人で、総理は無関係であるかのような決めつけ発言を繰り出した。
「『佐川事件』なんて、“パリ人肉事件”じゃないんだから、不謹慎にもほどがある。西田議員は自身の発言を“西田砲”とブログ上で自画自賛したくらいで、まったく始末に負えないバカ者」(議員秘書)
異常なまでの上から目線で、「安倍政権を脅かすものは許さん!」としたり顔で鼻息を荒くしているのだ。その傲岸不遜なさまは滑稽ですらある。
「彼らは新興宗教の“アベ教”信者ですよ。今の安倍総理がやっているのは、単に自分に逆らったり理屈を言ってくるやつが嫌がることをするという、もはや保守でも何でもないことなのに、それに追随することで安心感を得ている」(前出・菅野氏)
自己保身ばかりを追い求め、国民から目を背けるゴマスリ信者に、政治家を名乗る資格はまったくない。