あの職人ぶりはもう二度と戻ってこないのか。「ザ!鉄腕!!DASH!!」(日本テレビ系)の精神的支柱として活躍した山口達也。無期限謹慎決定後、彼自身はTOKIOを辞めたいという旨の“退職願い”をリーダー・城島茂に出し、その後5月6日にジャニーズ事務所との契約を解除となった。
「残されたTOKIOメンバーはもちろんですが、彼を『DASH』のほか、『幸せ!ボンビーガール』『ZIP!』と他局より多く起用してきた日本テレビはカンカンですよ。事件が起きたあとも平気で仕事していたわけですからね。メンバーの松岡昌宏が5月2日の謝罪会見で、『どういうつもりでテレビに出ていたのか。自分だったらそのメンタルはないです』と疑問視していましたが、もしかしたら、メンタルうんぬんではなく、彼は罪悪感すら抱いておらず、安心しきっていたんじゃないですか」(日テレ関係者)
日テレはコンプライアンスに人一倍厳しい局だという。不貞行為といった本人のスキャンダルはもろちん、さらには事務所の独立をめぐるゴタゴタなどあらゆる不祥事を断罪する。そんな日テレが思い出してしまった「トラウマ」が、高畑淳子の息子・高畑裕太のあの一件のようだ。天然ぶりで人気を博し、日テレも積極的に使っていた。しかも2016年の「24時間テレビ」のパーソナリティの1人として出演し、また番組内ドラマにも登板していたのが、放映直前に起きた性的暴行事件で逮捕されてしまった。「24時間テレビ」は企画変更、撮り直しを余儀なくされたのは言うまでもない。
「TOKIOは、醜聞が取りざたされていた他のジャニーズタレントの中では一番不祥事とは程遠い、好感度抜群のグループでした。しかも山口達也はDASHファンからもリーダー・城島茂と肩を並べるほどの一番人気でしたから…。裏切られた気持ちでいっぱいですよ」(前出・日テレ関係者)
おそらく山口達也は、高畑裕太と同様、少なくとも日テレからは永久追放だろう。
(魚住新司)