5月8日に放送された情報番組「バイキング」(フジテレビ系)にて、MCの坂上忍が、出演者の小籔千豊の意見に不快感を示す場面があった。
「番組では、福田淳一前財務事務次官の性的ハラスメント問題などを取り上げ、議論していました。そこで小藪は、ハラスメントは絶対に許されないと前置きしつつ、問題の発端となった音声テープが編集されていたことや、本人が行為を認めていない段階で、罪を背負わせることに関して、疑問を呈しました。すると坂上の表情が一変。『罪もクソも財務省認めてんだよ?』『また振る相手間違えたかなオレ……』と突き放し、スタジオは重い空気に包まれました」(テレビ誌記者)
この場面に対し、視聴者からは「小藪は一部の疑惑だけで、すべてを決め付けるのはよくないと言っているんだろ」「坂上は反対意見は言わせないんだな。パワハラではないか?」「同調圧力だよ。何が討論番組だ!」と、自由に意見を言わせない空気を作る坂上に批判の声が殺到した。
坂上が小藪に厳しく接するのは、今回が初めてではないという。
「4月10日の放送でも、レスリングのパワハラ問題を取り上げた際、『一方的な意見だけを多めに聞くと、ちょっと怖くなってくる』と主張した小藪に対し、坂上が『報道のあり方に疑問を呈する前に、ご自分はどうお考えなんですかって聞いてんだよ!』とブチギレる場面があった。こういったやり取りが続くためか、過去、報道番組『AbemaPrime』(AbemaTV)にて小藪は、ある番組で反対意見を少しでも言うと、MCにすごいイヤな顔をされたり、強制的にCMに行かされたりすることで『心、折れてきますよ』と発言しています。当時、番組名こそ明かしませんでしたが、視聴者からは『明らかにバイキングの坂上のことを言っている』と話題になりました」(前出・テレビ誌記者)
さまざまな場所でパワハラが問題視される昨今、共演者たちも、坂上の言動に心を痛めているのかもしれない。